[’09/10/30] 思いを形にする(54) ハロウィンフェスタで思うこと
児童虐待が、後を絶たない。
この1年で虐待による児童の死者は、130人を超えた。
児童虐待の窓口には、年間42000件を超える電話がかかる。
子供たちにとって、最も安全で豊かであるはずの家庭が崩壊しつつある。
私たちは医療を通じ、ここに通う子供たちに笑顔と元気、そして夢を与えたい。
そんな思いから、約7年前より、むし歯のない子供たちが自らの意思で
歯科医院に定期的に通う、カムカムクラブ(子供の歯を守る会)を発足。
その中で、定期的にフェスタ(イベント)を開催している。
この2日間は、ハロウィンフェスタ。
この日が通院の予約でもないにも関わらず、
わざわざフェスタのために、多数の子供たちが仮装して私たちの医院に訪れた。
みんな、笑顔で元気。
そして、夢をしっかり持っているように見えた。
もちろん、子供たちは一人では来ない。
ほとんど、保護者と共に。
保護者の方々も、皆楽しそう。
自分の子供が仮装し、各自オリジナルカレンダーを作るそばで、目を細めている。
わが子の成長を、いつくしみの心を持って暖かく見つめている。
世間でいう児童虐待とは、無縁の世界。
そんな“ヨリタワールド”を少しずつ、出来るところから広めていきたい。
今回のハロウィンフェスタに参加して頂いた人全てに、笑顔と元気と夢を与えたい。
そして地域の子供たちや住民の皆様が、安全で豊かな生活を送る、
その手助けを、微力であるがこれからも続けたい。
そう、心に誓いました。
人は皆、苦しみや絶望感を味わったことがあります。
人は皆、劣等感を持っています。
人は皆、悩める人を助けたいと思っています。
人は皆、明るい未来を望んでいます。
人は皆、幸せを探しています。
人は皆、夢を追いかけています。
人は皆、人生を楽しんでいます。
人は皆、愛と感謝の国の住民なのです。
<たくさんの笑顔と元気、そして夢を頂いた 寄田幸司>