いつもお世話になっています、埼玉県春日部市の
わたなべ歯科 渡辺勝先生から、素敵な本を頂きました。
タイトルは、『涙のシャンプー』
著者は松本 望太郎、発行は㈱学習研究社。
まずは、エピソード0。
「この本ができるまで~まえがきにかえて」より、一部抜粋。
私は6年前から、美容室・美容院の経営改善、人材育成など、
理美容業界に特化したコンサルティング業
=「感動経営で継続的に企業成長する専門家」として、
仲間とともにこれまで1500サロンほどのお手伝いをしています。
そして、たくさんの美容師さんと出会い、いろいろな人に、
いろいろなお話を聞いてきましたが、
そのたびに気づかされることがありました。
ご存知のように、美容室は髪の毛を切り、
ヘアスタイルをセットするところです。
しかし、そこにあるものは、もっともっと奥の深いものでした。
そこには、心を震わせる感動的なエピソードが、
まるで宝石箱をひっくり返したかのように、数え切れないくらいキラキラ輝いていたのです。
そこで働く美容師さんたちは、ハサキ一つで、
たくさんのお客様の心や人生をも、明るいものにしていました。
そんな話を聞けば聞くほど、私の思いは強くなっていきました。
「美容師という仕事は、ものすごくお客様を喜ばせる、
そして幸せにするすばらしい仕事なんだ」と。
仕事とは、どんな仕事でも、とても尊いものだと思います。
お客様に喜んでいただくことで、自分の人生が輝き、
この仕事をするために私は生まれてきたんだと、心の底から思えるもの。
働く人たちにとっては、人生の多くの時間、おそらく半分近くを仕事に費やします。
その働く時間がキラキラ輝いて、自分の誇りを感じることが出来れば、
人生はどんなに楽しく明るいものになるでしょう。
私は、美容師さんたちの話を聞いているうちに、それが間違いないことに気づきました。
—–(中略)—–
これまで、たくさんの美容師さんと出会ってきました。
そこには美容師という仕事の喜びや楽しみを全身で感じている人がたくさんいました。
しかし、その一方で、どうしても自分の仕事に喜びを見いだせず、
「毎日が充実していない」と下を向いている美容師さんもたくさんいました。
そんななかで私は、「すべての美容師さんを応援したい!」という思いから、
「美容師という仕事は楽しくて、とても尊いものです」
というメッセージを伝えたい、と考えました。
今度は私が美容師さんに恩返しするためにも、このことを伝えていけないと思ったのです。
お店こそ違えど、美容院という現場で同じ仕事をしている「仲間」が
実際に体験した、このたくさんの感動的なエピソードを、毎日自分の職場で
がんばっている美容師のみなさんに紹介したい。
この話を伝えれば、みんなきっと、自分の仕事の喜びや楽しみを実感できるはずだと考えました。
実話エピソードをとおして、「美容師という仕事はとてもすばらしく、尊く、楽しいものなのです」
というメッセージを伝えたかったのです。
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この本には、15のエピソードが紹介されています。
一生懸命前向きに、仕事に取り組むことで、必ず心の報酬が頂けるのだと実感しました。
「何のために仕事をしているのか」、それを考えさせられる一冊です。
これからも、全ての人と向き合うことで、一人でも多くの人の笑顔に出会いたいと、
心からそう思いました。
ご興味のあるあなたは、コチラ。
<喜んで頂くことで喜びを 寄田幸司>