院長ブログ

[’11/8/6] 肝高の阿麻和利

以前、沖縄で見た現代版組踊
「肝高の阿麻和利」の初の大阪公演が、
今日と明日の2日間、
大阪狭山市文化会館 SAYAMA HALL大ホールで開催されました。
を含め、7名で見に行きました。


頂いた資料から。

【「肝高の阿麻和利」って?】
沖縄県うるま市の中学1年生から高校3年生までが出演する舞台、
現代版組踊「肝高の阿麻和利」。
沖縄に古くから伝わる伝統芸能『組踊』をベースに、
現代音楽とダンスを取り入れて、勝連城10代目城主
「阿麻和利」の半生を描く、いわば
「沖縄版ミュージカル」。
1999年に、当時の勝連町教育委員会(現うるま市)が、
子どもと大人が参画する地域おこしを目的に企画したものです。

【「肝高の阿麻和利」の活動】
最初のオリエンテーションに集まった子どもの数は、わずか7名。
しかし、本番までの3ヶ月間、教育委員会や演出家の
平田大一さんらによって行われた地道な努力が功を奏し、
2000年3月下旬に行われた舞台本番当日、
最終的に集まった出演者の数は、150名。

観劇者数は2日間公演で4,200名にも及びました。

この「勝連城跡」にて実現した奇跡の舞台が、
今も続く「肝高の阿麻和利」の記念すべき
第1回目の公演となったのです。

当初、公演は1回限りの予定でしたが、
出演した子ども達が再演の願いを込め、
感想文と嘆願書を作成し、教育委員会へ提出。
その熱意により、再演が決定しました。
その際、子ども達に対して、よりきめ細かな
フォローを実現するために、現在の
「あまわり浪漫の会」の前進でもある「父母の会」が
設立され、子ども達を支援する仕組みを作り上げました。


会場は、満員
今回で3回目になりましたが、何度見ても心満たされます。
子供たちがこれ程までに自信を持ち、
郷土を愛し地元を誇りに思い、演じる姿に、参加者は感動するのです。
ストーリーは、こんな感じ。

 

【現代版組踊「肝高の阿麻和利」のあらすじ】

脚本 嶋 津与志

学校内で噂になっている年に一度の“幻の村祭り”の
真意を確かめるため、真夜中の勝連城跡に忍び込んだ
「キムタカの子」たち。

突然、雷鳴の中に現れた「肝高神」から託された巻物には
“阿麻和利の乱”の真実が書き記されている。

「長者の大主」より巻物を手渡されたキムタカの子たちは、
その内容を読み解くうちに、やがて歴史の闇に閉ざされた
民草の王としての、真の阿麻和利の姿に近づいていく。
(琉球史では阿麻和利は首里に背いた謀反人として記されている)。

舞台は1456年当時の勝連にさかのぼる。
海を渡り辿り着いた浜での「加那」(阿麻和利の童名)と
正義党三人の出会い。「望月按司」追放と
十代目の城主「阿麻和利」の誕生。

首里の王様「尚泰久王」の娘「百十踏揚」との政略結婚。
そして旅芸人姿を装った謎の暗殺者「鶴松」「亀千代」の罠。

琉球統一の大きな時代のうねりの中で、
台風のごとき情熱で駆け抜けた風雲児「阿麻和利」。
550年の時を超え現代組踊として、うるま地域の中高校生が
見事に演じきる。


以下は、参加者の感想です。
ご興味のあるあなたは、お読み下さい。

 

今回、初めて肝高の阿麻和利を観させて頂きました。
前から一度、機会があれば、是非、観たいと思っていたので、
本当に観られて嬉しかったです。
機会を与えてくださり本当にありがとうございました。

今回の『肝高の阿麻和利』は沖縄と大阪舞台を通した、
素晴らしい絆による公演が大阪狭山市で上演されるということで、
沖縄と大阪の子供達が、遠く離れていて、
決して毎日一緒に練習をしたりということが無かったとは思うのですが、
本当に息がぴったりとあっていて、一人一人が本当に一生懸命で、
笑顔が本当に最高で素敵でした。

そんな子供達を見ているとこっちまで、本当に笑顔になって、
元気とパワーをたくさんもらえました。

全員が輝いていました。
踊っているダンサーも、演じている役者も、
バンドのメンバーも、一人ひとりが主役でした。
中学生、高校生がこんなに真剣に舞台に挑んでいることに感動し、
まさに「一生懸命はカッコイイ」姿をみせて頂きました。

自分自身が楽しんで、真剣に取り組む姿は、こんなにも、
見ている人に感動を与えるんだと改めて感じました。
これは仕事でも言えること。
キムタカの子供達に負けないように一生懸命、楽しみながら、
まわりに感動を与えられるような仕事がしたいです。
そして、機会があればぜひ、本場の沖縄でも見てみたいです。

今まで私はあまり、舞台やミュージカルなどを
観に行ったりすることがなかったのですが、
院長がすごく感動したとおっしゃっていて、
このような機会をいただいたので、
是非観に行きたいと楽しみにしていました。

舞台が始まり、本当にみんなが中高生?と驚きました。
そして、私の席の前で踊っていた男の子が本当に上手で、
一生懸命さと情熱が伝わってきて、舞台の中の世界に引き込まれました。

「肝高(志高く)の心」を大切にし、「一生懸命がかっこいい」と
演じている子供たちの姿をみて、本当に感動しましたし、
最後には泣いてしまいました。
私自身、こんなに何かに打ち込み、人に感動を与えられるようなことを
した経験がないので、うらやましく思いましたし、
私ももっと一生懸命にがんばらないと!と思いました。

今日の感動した気持ちと、学んだことを、日々の診療に活かし、
患者様や医院に伝えられるようにもっとがんばろうと
モチベーションがあがる1日になりました。
今日は本当にありがとうございました。

今回大阪での公演が初めてということでした。
院長が沖縄にいってでも観たい、
一生懸命な姿が素晴らしとおっしゃっていたので本当に楽しみでした。

実際観てみると、子どもたちの一生懸命な姿に心がうたれました。
私たちの席の前に踊りにくる子どもたちの顔は本当に素敵でした。
多くの人数がいるなか、全員が指の先まで手を抜くことなく踊り、
輝いていました。本当に感動しました。最後の辺りの拍手は、
鳴りやみませんでした。

それだけ会場にいた人に、感動をあたえられたのだと思いました。
私もその一人でした。最後、一礼をしている中、泣いている子もいました。
それだけ一生懸命取り組んできたのだと思います。
なにかのために一生懸命何かをすることは
本当にかっこいいと思いました。

子どもたちも「一生懸命はかっこいい」と何度か言っていました。
これは、何に置き換えてもそうだと思いました。
私も、子どもたちに教えてもらったことを、日々の仕事で
活かしていきたいと思いました。
今回もこのような、素晴らしい機会を与えて下さって
本当にありがとうございました。

「真剣さは人をひきつける」僕がこの劇を見て感動した理由はこの事だと思います。
その高校生たちの活き活きとした真剣な顔に見入られ、
最後には感動して泣いてしまいました。

劇が終わった後、本当に大きな拍手が会場を包んでいました。
その後、演じていた高校生達が外に並んでいて、
多くのお客さんに握手や記念撮影を求められていました。
自分達が楽しいことを行い、お客さんから感謝の言葉をもらえるということは、
本当に素晴らしいことだと思います。

自分達に置き換えると歯科医療という職業はお金を払って感謝して頂ける、
恵まれた職業なのだと改めて感じました。

同じ仕事でも、ただやるのではなく、相手の為を真剣に考え
自分にできる事を全力でやるのとでは全く変わってきます。
つまりやりがいのある仕事にするために必要なことは
そのような考え方を自分が持つとだと思います。

舞台上での最後の挨拶で感じたのですが、
これだけ多くの高校生が協力しているのに、
実際演じている役者チームと呼ばれる人たちは
たった十数人しかいなかったと言うことです。

これは見て驚きました。つまり十数人が輝くために
それを支えている何倍もの人間がいて、
それは自分達にも置き換えられる物だと感じました。

今自分が頑張れている裏にはスタッフ、家族、など
本当に多くの人たちの支えがあるわけで、
それを忘れてはいけないと改めて感じました。

最後に、演じている高校生達の真剣な眼差しを見て感じた
少しの後ろめたさは、今を真剣に生きているのかと、
自分に問われているように感じました。

明日から僕も負けないように真剣に生きていこうと思いました。
このような機会を頂き、ありがとうございました。


舞台で真剣に演じている、高校生スタッフのように
私も、高校時代タイムスリップして、
あの時のように、何かに無心で打ち込めたらと思いました。
ということで、公演会場がある大阪狭山市は、私が高校時代通っていた高校、
大阪府立三国丘高校と同じ南海高野線、しかも、帰り道

これは、私も青春に戻るしかない。
ということで、高校がある堺東駅に立ち寄りました。

阿麻和利の時代550年前までは、
さか上りませんが、約35年前に戻ったよう。
駅を降り、
坂道を登ること、約3分

見えてきました、我らが母校三国丘高校

夏休みの校庭にも、おじゃましました。

そして、部活で汗を流した、テニスコート


校舎は新しくなり、街の風景も大きく変わりましたが、
私の中では、思い出のままそのままの風景でした。

メンバーと、今日も感動体験が出来たこと、
さらに、自分の青春時代に思いをはせることが出来たこと、
本当に、今日も充実した日でした。

 

?<郷土をこよなく愛する 寄田幸司>

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