今年入職した、
訪問専属歯科医師 渡邊先生
訪問専属歯科衛生士 吉田さん
訪問コーディネーター 吉村さん
の3名。
その新しい訪問診療スタッフのための、院内での座学研修を行いました。
私の思いを綴った45項目、『ドリーム通信』とルールブックの読み合わせ研修を
7月5日~7月27日まで、毎週月曜・火曜午後の訪問診療終了後に行いました。
指導担当は、経営サポーターの髙橋さん、谷口さんです。
ドリーム通信には、私の思いだけではなく、医院への思い、患者様への思い
医院で働くメンバーに向けての思いも、私の言葉でたくさん綴られています。
また、ルールブックは、ヨリタ歯科で働く上で、社会人として守るべき
基本的なルールが綴られています。
それらを音読し、新人メンバーが感じたこと、思ったことを
5分間の時間を設け、用紙に記入して頂き、各自発表、全員で共有する
という時間も設けています。
私の思いに理解と共感をして頂くだけでなく、色んな人の意見や思いを聞いて、
学びや気付きの多い、実りのある研修にすることを目的としています。
今回のドリーム通信・ルールブック読み合わせ研修で行った、
スケジュールは、以下の通り。
ドリーム通信読み合わせ研修
■7月5日(月)
ルールブック読み合わせ
・コンセプト
・こだわり
・出勤
・体調管理
・患者様への態度
■7月6日(火)
ルールブック読み合わせ
・院内での態度
・報告、連絡、相談
・身だしなみ
・返事
・助け合い
■7月12日(月)
ルールブック読み合わせ
・患者様第一
・有給休暇
・素直さ
・プラス発想
・改善
■7月13日(火)
№01 夢挑戦ストーリー
№14 健康プロモーター
■7月19日(月)
№15 歯科衛生士
№16 歯科医師
■7月20日(火)
№23 ドリームマスター
№29 新人スタッフ研修
■7月26日(月)
№34 人が輝く組織作り
№40 夢と希望あふれる強固なチームワーク作り①
■7月27日(火)
№41 夢と希望あふれる強固なチームワーク作り その②
№42 夢と希望あふれる強固なチームワーク作り その③
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ドリーム通信読み合わせ研修の研修担当者も、各役職から、特に医院や私のことを
理解して下さっている選ばれたメンバーですので、安心してお任せできること、
本当に有難いです。
ここで、ドリーム通信読み合わせ研修で、新人スタッフメンバーが発表した
思ったこと、感じたこと(感想文)の一部を、ご紹介します。
ご興味ある方は、是非お読みくださいね。
【思いを形にするVol.14 『健康プロモーター』】
・健康プロモーターという制度には、非常に驚きました。
初診カウンセリングから診療中、終了後のメンテナンスまで、1人の健康プロモーターが
行う。これこそ、寄り添いではないでしょうか。
この制度を作られたスタッフがいる事が、素晴らしい。
この制度には、恐れ入りました。
・一昔前までなら、DHは歯科の看護婦さん、助手の方は言葉は悪いですが、
雑用係的な世間からの認識でした。
少なくとも私が国試に通った頃は、その程度の認識でした。
それが、高齢化社会が加速し、身体の健康を守るためには、口腔が大切という
風潮が強まり、どんどん歯科の重要性が高められていくことは、何よりも嬉しい
ことでした。
そんな中で、歯科助手さんに対しても、重要な役割を作られ、やりがいや喜びを
与えられていくことは、素晴らしいと思います。
・ヨリタ歯科の歯科助手/健康プロモーターは、私がネットなどの情報から知った
一般的な歯科助手とは全然違うと感じました。
患者様は、初診に来られる際、ネットなどの口コミを見て来られると思います。
しかし、ドクターや衛生士さんの治療が良くても、一番最初に会って話を聞くのは
健康プロモーター。健康プロモーターの方が一生懸命話を聞いて、一緒に治療の
ことを考えると、患者様もここに通おうと感じてくれると思います。
歯科医院の顔だなと、思いました。
また、患者様の声をドクター達に伝えることも、とても大切。
患者様とドクター達の橋渡しだと思いました。
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【思いを形にするVol.15 『歯科衛生士』】
・意欲や技術的なスキルを持つ人間がいっぱいの衛生士さんが、こんなにも多数
在職されていることの素晴らしさ。それは毎年医院先生からの年賀状の写真に
写っている従業員の顔が、数年間ほとんど変化がない事に、驚いておりました。
輝く(衛生士)が、輝く人(患者様)を作る。
この言葉通りの衛生士が、多数おられる医院の素晴らしさ。
・一般的な歯科医院では、DHは1人、もしくは2人ぐらいがせいぜいでした。
これは、私のDHになりたての頃の話です。
逆に、DHを置かない医院もありました。
保険点数でDHによって、請求できる点数が増えた事。
また、世の中のニーズが高まり、DHが多く歯科医院に在籍するように
なってきました。
そんな中で、30名のDHを置き、人々のお口の健康のために、日々頑張って
おられるヨリタ歯科は、すごいと思います。
女性の多い職種だからこそ、色々と問題もありますが、先輩から学び
後輩に受け継ぐ、もっと早く若い頃に出会えたらと思ってしまいます。
・私は1時面接の際、医院に貼ってあるスタッフ紹介を拝見させていただき
こんなにもたくさんの衛生士の方がいるのだと驚いた記憶があります。
衛生士さんがたくさん在籍しているということは、相談がしやすく
助け合いの場が多くあるということ。しかし、反対に競争もあり
意見の合わない人も出てくると思います。
けれど、たくさんの衛生士の方がいる中で働けば、色んな考え方があり
自分自身も学ぶことがあると思います。
そんな中で、訪問の衛生士の方の助けになれるように、頑張っていきたいと
思います。
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【思いを形にするVol.16 『歯科医師』】
・訪問診療の歯科医師として働き、20年以上になります。
訪問のチーム、コーディネーター、DH、ドクターの3人で1個といつも思って
仕事してきました。協力し、感謝して、患者様の診療を行う歯科医師であり
町の歯医者さんでありながら、患者様と寄り添えるドクターであることを目指します。
患者様の望んでおられる事は、何かを常に考えて仕事を続けます。
・歯科医院は、痛くなったら行って、治療をしてもらう。
ずっとそういう場所でした。
いつから、いつの頃から、予防を呼ばれるようになってきたのでしょう。
気付いたら、世の中がそういう風潮になっていました。
私はその波にゆるゆると乗っていただけでした。
しかし、先生方は日進月歩の医療現場の中で、日々学び技術を高め
努力をし、続けておられます。
院長の言葉の、院長になってからでは学べない、若い時の体験や
思いをずっと持ち続けることは、職種や年齢に関係なく、ずっと職業人
として持ち続けねばいけないことだと、強く共感させて頂きます。
ヨリタで学ばれたドクターは、きっとどこへ行っても通用する
温かいハートを持って、歯科業界を引っ張っていかれることと思います。
・患者様がどれだけ健康プロモーターや衛生士の方に、好印象をもたれていても
歯科医師(ドクター)が治療などを完治してくれないと再来院は難しいと思います。
痛いからどうにかして欲しいと思って、歯医者に来たにも関わらずドクターに
冷たく対応されたり、痛みがとれない治療をされるととても嫌だと思います。
私は何も知識や経験はないため、とても偉そうに聞こえてしまうと
思いますが、ドクターには患者様が安心する言葉や対応、そして、笑顔で
帰れるような治療を行ってくれたらいいなと思います。
技術面も大切ですが、接客面、患者様とお話することも大切だと思います。
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【思いを形にするVol.29 『新人スタッフ研修』】
・スタッフ研修の目的は何にと聞かれたら、仕事を理解して、進められる事が
考えられますが、そこに理念や考えを正確に伝えられていなければなりません。
どういう歯科医院にしたいか、どういう訪問診療チームを作っていけば良いか、
一人一人が考えれる事で、より良いチームが出来ることを、心こめて伝えること
だと思います。
・スタッフとして入職して、約一ヶ月半となりました。
最初は色々な書類など書くことにとまどい、苦痛を感じた事も
正直な気持ちです。しかし、今は毎日その業務を行うことで自分を
振り返り、反省もでき、非常に有効で有益は時間を持たせて頂いて
おります。
細かいカリキュラムがあるからこそ、スタッフ全員が、その先の目標に
向かって進めるのかもしれないと考えたりもします。
ヨリタ歯科での、全てのカリキュラムやルールなど、驚く事も多いです。
バディと呼ばれる新人担当を置かれ、新人と先輩のつながりを作り
不安な新人を支えられたりなど、今までの職場にはないシステムでした。
今後、自分にもしも後輩の方が出来た時には、その方に「ヨリタ歯科に
来てよかった」「楽しい」と思って頂けるように、日々努力したいと
思います。
・私は前職で、新入社員研修を行っていき、座学などを主に行っていましたが
ヨリタ歯科のように目標設定というのは、ありませんでした。
日々の日報で、明日の目標という小さな項目はありましたが、ヨリタ歯科は
1ヶ月でもなく1週間ごとに目標を設定するのに驚きました。
1ヶ月などになると、少し漠然とした目標になってしまいますが、1週間だと
ちゃんと達成ができる目標を設定出来るので、頑張ろうと思えます。
また、「教えてもらっていない」「聞いていない」等の問題もあると思いますが
ここでは、新人の方に対して、たくさんの上司がつくわけでなく、バディという
特定の上司がついているので、そのような問題も少ないのではないかなと
思います。私もこの3ヶ月の新人研修で、たくさん勉強し、成長していきたいと
思います。
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【思いを形にするVol.34 『人が輝く組織作り』】
・医院での組織作りなど、考えた事もありませんでした。
私が開業した昭和50年代後半は、まだ歯科医師の数が今ほどではなく
何とかやっていける。理事長の今が最終目標でなく、これからも
進化し続けるなんて考える開業医は、ほとんどいなかったと思いますが
医院の組織とは何かと考えれば、私は共助が必ずあれば、組織は存在して
行くと思います。「皆が助けてくれる」この気持ちが有る限り、大丈夫だと思います。
・人から信頼を得ること、一言でそう言ってもなかなか答えは湧いてきません。
いくら相手にメッセージを送っても、相手が受け入れてくれるかどうか
分かりません。しかし、何も起こさないと、結果は現れません。
常に相手を思い、相手にメッセージを発信し続ける、その事が大切だと
おっしゃっているのかと感じました。
正直、私も何度も転職を重ねています。
自分の環境が変わった為ということもありますが、その職場が嫌になった
ということも何件かあります。
しかし、ヨリタ歯科クリニックでは、ここが最後の職場となるように
自分も努力して、チームの一員になっていきたいと思います。
自分が輝いて、相手も輝く、職場も輝く、そんな環境を作っていくように
したいです。
・組織作りというものは、いつまでも完結しないものだと思います。
現時点で、どれだけ良い人材が集まり、働きやすい環境だとしても
いつか退職し、また新たな人材が入職してくる。
そして、新人教育が始まる、この繰り返しだと思います。
そんな中で、「人が輝く組織作り」を続けていくには、困難なこともありますが
ドリーム通信にも記載があるように、その人に関心を向けることだと思います。
アルバイトや前職の経験から、「辞めたい、しんどい」と感じるのは
仕事の大変さ以外にも、人間関係やここに私はいなくてもいいと思ってしまう
ことです。もちそん、そこにいる全員が信頼し合えることが1番ですが、少人数でも
信頼し相談し合える仲間がいると、辞めたいと思う感情は減っていくと思います。
そして、「人が輝く組織作り」に繋がっていくと思います。
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いかがでしたでしょうか。
新人メンバーの感想文を読んで、全員が様々な思考があり
私もすごく刺激をもらいました。
大変なこともこれから出てくると思いますが、先輩スタッフに相談しながら
ひとつひとつ、確実に学んで頂き、ヨリタらしい人になって頂けたら
とても嬉しいです。
<共に歩み、共に成長 寄田 幸司>