[’20/3/11] 衛生士 上手さん退職
2007年4月より、13年と長きに渡り、衛生士としてヨリタ歯科クリニックに
勤務して頂いた、上手彩菜さんが、結婚のため本日めでたく退職することに
なりました。
上手さんを一言で表現すると、『几帳面』
これに、尽きます。
衛生士は45分という限られた時間の中で、訪れる患者様の口腔ケアを行います。
上手さんはスキルも知識も高いため、いつも予約はいっぱい。
一日中、予防処置を行っています。
時にはアクシデントもあり、時間に追われることもあったでしょう。
予約時間に遅れ、施術がスムーズに出来ないこともあったでしょう。
にも関わらず、いつも楽しそうに集中力を切らさず、ひた向きに一生懸命
目の前の患者様と向き合う姿に、私はいつも頭が下がる思いでした。
上手さんの仕事ぶりを象徴するシーンを、お昼休みや診療終了後、この半年
よく見かけました。
それは退職後、他の衛生士さんに引き継ぐための「申し送り書」の作製です。
3ヶ月に一度の間隔でのメインテナンスが多いため、一般的には退職する約3ヶ月前が
引き継ぐ次の衛生士への「申し送り書」を、書き始めることが多いです。
しかし、彼女は約半年前から、しかもまた次回、自分での予約があるにも関わらず
書き綴っているのです。
しかも、細かい文字で、ギッシリと。
一人ひとり時間をかけ、丁寧に患者様の伝えるべき情報を、ひたすら時間をかけ
書き綴る姿を、この半年間、私は見続けていました。
ヨリタ歯科クリニックをオープンして、28年。
ここまで熱心に「申し送り書」を作製した衛生士に、出会ったことはありません。
それ程、一人ひとりの担当患者様を、大切にしていたということです。
本当に、素晴らしいです。
どんなことにも手を抜かず、とことんこだわる彼女ならではの行動です。
結婚後は、遠く離れてしまうので、復帰することが出来ないのは残念ですが
結婚後も、二人で力を合わせ、ヨリタ歯科クリニックのようなワクワク楽しい
夢いっぱい、幸せいっぱいのご家庭、築いて頂ければ幸いです。
<13年一緒に夢を形に出来たことに、感動感謝 寄田 幸司>