[11/10]上海研修(1日目)
今日から4日間、私は中国・上海に来ています。目的は、中国歯科事情を学び、あなたにより快適で安心
して来院して頂くためです。
参加者は栂安先生(北海道)、笠原先生(宮城)、砂盃先生(群馬)、築山先生(福岡)、清水先生(埼玉)、
領木先生(大阪)、立山先生(福岡)、このツアーを主宰して頂いた康本先生(千葉)、そして私の9名です。
まず、上海国際空港に到着した私たちを待っていたのは、リニアモーターカー。
ギネスブックにも「世界最速の商業列車」として登録されています。なんと、最高速度は時速431km。
上海浦東空港から、龍陽路駅まで約8分。費用はVIP席で100元(約1300円)。あっという間の旅でした。
上海市内にはタクシーで入りました。市内に入りビックリ。
うわさでは聞いていましたが、上海は私の想像をはるかに超える
大都市でした。人口約1700万人。
人と自転車と車、そして高層ビルやマンションが乱立する活気あふれる街です。今、中国では10%を超える経済成長率をほこり、まさにバブル経済真只中。ここ10年で大きく様変わりしたようです。
宿泊ホテルでは日系のオークラ ガーデン ホテル上海です。
このホテルは1926年に建てられたネオバロック様式の建物。内装はアールデコ調。廊下や室内も、シックでかつモダン。私たちがリザーブした部屋は、エグゼクティブルーム。
そのためチェックインもエグゼクティブ ラウンジを使用し、スムーズな対応を受けることが出来ました。
またここでは、少し贅沢なサービスを受けることが出来ます。私は中国語は全く話せません。
しかし、エグゼクティブ ラウンジには日本語の出来るスタッフが常時滞在しており、その事だけでも、かなり安心感が持てました。新聞や雑誌も日本版があり、モーニングもゆったり取ることが出来ました。
また部屋もセパレートタイプのスイート。
生花やウエルカムフルーツ、そして、ネーム入りのメッセージカードなどがさり気なく置いてあり、
これから始まる4日間の快適な旅行が心地よいものである予感を感じさせます。
チェックイン後、まず旅の疲れを癒すため(?)、
私は足裏マッサージへ。私にとっては初体験。
中国では、足は第2の心臓と言われています。
そのため、足浴は人の身体の免疫力を高め、多くの病気を防ぐことが出来るそうです。
日頃の疲れや睡眠不足の解消には、もってこいでした。
約80分で、費用は1300円。異国の地でリフレッシュ出来ました。
あなたも是非、本場中国での足裏マッサージ、機会があれば体験してみては(少し痛かったですが)?
そして、上海での初めての歯科医院見学。ホテルの近くの高級ブティックが入るビルにある歯科医院です。日本の歯科大学に留学し、大学院卒業後、地元上海で開業した、リュウさんのデンタルオフィスです。
フロアは約60坪ぐらい。全て完全個室で、ユニット6台。
本当にうらやましい限りです。
中国では基本的に歯科診療は全て自費。
そのため、明らかに富裕層をターゲットにした医院です。
夜はホテル近くのレストランで、円卓を囲み食事をしました。今は上海ガニが旬。
10月まではメスのほうがおいしく、11月からはオスのほうが食べごろだそうです。
カニの性別は裏を返して判別するそうですが、私にはよく分かりませんでした。
この席で本当に嬉しかったことがありました。
以前から親しくお付き合いをしている、矢田紗希子さん(前 諸井歯科勤務)が、今、上海のフロンティア歯科で勤務しています。その彼女が、わざわざ私たちに会いに来てくれました。不思議な縁を感じました。
以前から行動力のある彼女ですが、さらに成長した姿に嬉しく思いました。
まだまだ予防の考えがない中国で、ヘルスプロモーションが広がれば、スゴイと思っています。
その後彼女たちと新天地へ。モダンでハイセンスな店が集まるとのことで、チョッと行って来ました。
ショットバーに入り、トマト好きの私はいつものように、「ブラッディーマリー」を注文。一口飲んでビックリ。
いや、口をほんの少しグラスに付けただけ。あまりに強烈な刺激でした。
その原因はチリソースとペッパーが大量に入っていたため。全く飲めなかったため、交換してもらいました。ウエイトレスは不機嫌そうな、またよく理解していない様子でした。改めて出されたものも、やはりピリカラ。結局ほとんど飲めませんでした。
しかし、良かったこともありました。そのバーでギターの生演奏のBGMで流れる曲は、
サイモンとガーファンクル。「明日に架ける橋」、「コンドルは飛んでいく」、「サウンド オフ サイレンス」など。
なんでも新天地は旧フランス租界を再現した、ノスタルジックな街とか。
それらの曲は私の心まで、ノスタルジーに包み込んでくれました。
<この4日間期待に胸躍る 寄田幸司>