[’05/11/20]HTPコース修了式に参加して
CHP研究会主催のアドバンスコースとして生まれたHTPコース2期生の修了式がありました。
場所はハートンホテル南船場です。2期生の17名は4チームに分かれ、
各チーム20分間のプレゼンを行いました。
各チームのプロジェクトは
1. 自己実現プロジェクト
2. スタッフモチベーションアッププロジェクト
3. コミュニケーションスキルアッププロジェクト
4. 院内システムプロジェクト です
6ヶ月間月1回集まり、ヘルスプロモーションという、答えのない概念を自分なりに理解し、
そして院内で実践しました。そして、その結果を修了で発表したものです。
各チームとも素晴らしい発表でした。 また、私もオープニングで1時間お話させて頂きました。
CHP研究会代表の諸井英徳先生は、当日配られたプログラム小冊子の冒頭で、
こんなことを言っています。
「自主的な人を創る」
これがCHPの全てだと言っても過言ではありません。
・ 自主的に好ましい生活習慣に改善しようとする人々
・ 自主的に働きやすい診療所に変えようと努力するスタッフ
・ 自主的に人生の目標を立てて、それに向かって進歩する人
では、このような「自主的な人を創る」人は誰でしょうか?
「私は自主的じゃないが、スタッフは自主的になってほしい」
「私には、好ましい生活習慣は無理だが、患者にはリコールに来てほしい」
こんな無茶なロジック(論理)では何も始まりません。ますは院長が、そして リーダーとなる人が
「自主的な行動を取る」ということについて、 考えを整理する必要があります。
では、どうやって「自主的な人を創る」人は誰でしょうか?
「自主的になりなさーい!!」これほど矛盾した、意味のない言葉はありません。
なぜなら、この言葉を聴いて動いた人は「自主的」ではないからです。
しかし、今までの歯科医院での声かけや、ブラッシング指導、またはスタッフの育成は、
こんな矛盾に満ち溢れていたのかもしれません。では、答えは?私も知りません。誰も知りません。
しかし、ヒントは見つけました。皆様と一緒に たくさんの「智恵」を見つけました。
HTPは、歯科医院を進化させたいと思う、院長やリーダーに参加してもらう勉強会です。
しかし、ここには「解答集」はありません。ただし、解答を求めて同じ時間を過ごす仲間がいます。
今日からがスタートです。終了式という入学式です。一生、一緒に考え続けて生きましょう。
私も実感しています。 約4年前、CHPという考え方に触れ、自分なりにメンバーと共に実践してきました。
それなりに成果は出ていますが、「これでもうわかった。やり遂げた」ということはありません。
やればやる程、来院する患者様やメンバーの笑顔に出会えば、出会う程。
「もっとこうしたい、ここはこう変えたい」という新たなアイデアが生まれてきます。
これからもHTP特別講師としてではなく、HTPの参加者と共に学び続けていきたいと心から思いました。
最後になりましたが、HTP2期生の皆様、
6ヶ月間本当にお疲れ様でした。 そしてHTPコース修了おめでとうございます。
これからもヘルスプロモーションを学び続ける 寄田幸司