[’07/1/18] 勉強会
私たちの医院には、私を含め7名の常勤ドクターがいます。
そして春からは、計10名になります。
その状況で、ドクター全員の共通の診療方針と、
高度診療レベルの維持が欠かせません。
そのため、現在月3回、院外講師を呼んでの勉強会や、
外部のセミナーに積極的に参加しています。
その中で、今回もテーマに上がったのが、
ミニマムインターベーション=最小限の介入です。
端的に言えば、出来るだけ削らない、少しでも歯を残すということ。
そんなこと、今さら当たり前だと思うでしょうが、実は、そうでもありません。
どうしても、むし歯が大きければ、
安全のため金属で型を取ってのかぶせ物が多くなります。
型を取ってのかぶせになると、ひっかからないでピッタリ入るよう、
どうしても、歯を削る量が多くなるのです。
それを防ぐには・・・・・。
答えは簡単、かぶせにしない。
かぶせにしない詰め物で、詰めるのです。
そのためには、歯のかみ合わせの力に耐える、
強靭な材料の選択と取れない削り方、詰め方が大切。
今回は、それを学ぶ勉強会でした。
その他、金属でかぶせない利点。
・金属を使用しないので、金属アレルギーが出ない。
→全身の健康やアンチエイジングに繋がる。
・審美的(見た目)に美しい。
→やはり、笑うとピカッとお口の中が光るのは、あまり美しいとは言えません。
・治療期間の短縮。
→型を取らないで、削ったままの期間がなくなります。
その日に、見た目が良く、噛めるようになります。
患者様にとって、少しの間でも噛めないのはストレスになります。
短期間で治療が終了するのは、大きなメリットがあります。
・そして最大のメリットは、今回のテーマの歯を削る量が少なくなることです。
→一度削った歯は、元に戻ることはありません。
最小限の治療が、今最も求められています。
これらの事を考え、ドクター全員で、出来る限り、
あなたの大切な歯を削らない診療方針で、進めていきます。
<あなたの歯を守る歯科医師を育てたい 寄田幸司>