カムカムニュース

[’18/12/26] カムカムニュースVol.70

定期的にお子様の歯に関する豆知識や、院内の出来事
発信するカムカムニュース。

今月のカムカムニュースVol.70を、紹介します。

ご興味のあるあなたは、是非ご覧下さいね。

 

◇クリスマスフェスタが開催されました!

昨年好評だったクリスマスフェスタ
今年も12月19日に開催されました!

テーマは…
平成最後!ラストクリスマス』!!

新人メンバーを中心とした楽しい劇
健康学習、ハンドベル演奏、Qちゃんのショーと、ワクワクする内容が
盛り沢山でした!

平成最後のクリスマスフェスタにご参加下さった皆様
本当にありがとうございました♪ 

 

 

『おとなのむし歯予防』

今回は、おとなのむし歯予防と題して、
お子さんの予防法とは違った観点から、お話し致します。

 おとなのむし歯でよくあるのが、一度治療をしたことのある歯
またむし歯になる、というパターンです。

実は、多くのむし歯は、新たにできているむし歯ではなく
治療した金属の詰め物などの隙間からできる

二次カリエス(治療後のむし歯)と、呼ばれるものなのです。

こうした二次カリエスを防ぐためには、どうすればいいのでしょうか?

まずは、歯と治療した部分の間を、しっかりと磨くことが基本です。

歯と、治療をした材料の間には
ごくわずかではありますが、段差があります。

材料や治療法によって、この精度は異なりますが
この段差に、歯垢が溜まり二次カリエスを、引き起こします。

むし歯治療をした歯は、特に丁寧に磨く必要があります。

むし歯の治療をした部分は
もともと、むし歯になりやすい場所であるはずです。

むし歯治療を行っても、むし歯になりやすい
環境のままでいれば、同じような、むし歯になります。

特に治療後の歯には段差があるため、
正しいブラッシング(歯みがき)が、非常に重要です。

初期のむし歯であれば、削らずに予防を行うことも大切です。
歯には、再石灰化と呼ばれる、再生力のようなものがあり、
ごく初期のむし歯であれば、再石灰化を期待できます。

 

 

 

しかし、むし歯治療をすると、口の中に人工物を入れた瞬間から
劣化が始まり、二次カリエスの原因となります。
もちろん、再石灰化できないレベルまでむし歯が進行していれば、
治療をする必要はありますが、むし歯だからといって、安易に
削ってしまうと、後々、二次カリエスになります。

歯科医院で、定期的なメインテナンスを行うことも大切です。

痛みなどの症状が出るまで放置しているむし歯は、
かなり進行しているむし歯です。

進行してしまったむし歯は、歯を大きく削り、
人工物で、治療する必要が出てきます。

そのため、むし歯ができていないかをチェックするためにも、
定期的に歯科医院で、メインテナンスを行い
できるだけ口の中に、人工物を入れないようにしましょう。

治療が必要となった場合でも、セラミックなどの歯垢がつきにくい材料
使うことができれば、さらに良いでしょう。
保険治療で使われる銀歯やプラスチックは、歯垢がつきやすく、
二次カリエスになりやすい材料であることは否めません。

銀歯やプラスチックは劣化しやすいため、劣化が起こりにくい
材料を使う必要があり、その点では、
セラミックが最適な材料です。

歯周病を改善してから治療を行なうことも、非常に重要です。
歯ぐきが腫れていたり、歯石がついた状態では、むし歯治療の際に出血や
汚れを巻き込んでしまい、治療の精度が格段に下がってしまいます。

出血のない、きれいな歯ぐきの状態で治療を行なえば、それだけで精度が上がります。

むし歯治療のやり直しサイクルである二次カリエスは、これらの点に注意すれば
避けることができる、むし歯なのです。

 

 ぱど 大阪東版 2018年4月27日号
『ワクワク楽しい予防歯科ってなあに vol.153』
 より抜粋。

 

これからも、カムカムニュースを通じ、
子供たちの歯を守る情報発信を、していきます。

 

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次回のカムカムニュースは、来月半ばを予定しております。
お楽しみに!

過去のカムカムニュースは、コチラ

 

<カムカムクラブは、子どもたちの笑顔でいっぱい 寄田幸司>

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