vol.248 2016 ワクワク楽しい経営日記パート21 「笑顔とありがとうがあふれる、日本一の歯科医院作り」 その21 ~ミライ企業図鑑~
地域の中小企業と、若者のミライが共に
広がるプラットフォームを創る、「ミライ企業プロジェクト」。
その取り組みの一つとして、ミライ企業図鑑の作製があります。
ここで言う、ミライ企業とは、
①社会的理念を共有し、
②自律協働型組織で、
③事業を革新し続ける 企業のこと。
その企業を集めたのが、ミライ企業図鑑。
具体的には
【社会的 理念力】
●理念の明確性 ●理念の浸透性 ●地域貢献性
社会的理念を持ち、経営者自らが、その理念にコミットし、
社内に浸透させる努力をしている。
【自律協働型組 組織力】
●自社愛 ●人材育成 ●職場内の関係性の質
社員を大切にする風土を持ち、人材育成に力を入れ、
組織内の協働的な人間関係づくりをしている。
【持続的 革新力】
●チャレンジ精神 ●独自性/収益性 ●戦略性/協働生
独自の強みを持ち、現状に満足せず、常に新しいことに挑戦し続けている。
今回、この本で紹介された26の企業の1つとして、私たちの医院が選出されました。
この中で紹介された
① 企業の目的
ワクワク楽しくなる、夢いっぱいの歯科医院をつくるのが目的です。
医者と言えば「痛い」「怖い」というイメージですし。
治療のみの通院は、億劫で憂鬱なものです。
でも、未来の健康につながる「予防」のためなら、みなさん楽しく通院できるのでは?
と考え、予防歯科の医院を作ろうと考えました。
80歳になると、歯は平均10本しか残りません。
その原因のほとんどは、歯槽膿漏。
つまり、歯槽膿漏を予防すれば、丈夫な歯を残すことができるのです。
また子どもにとって、楽しい歯医者さんになることで、
検査や予防が習慣となり、大人になっても歯を大切にすることができるはずです。
② 実現したいミライ
女性がほとんどの職場ですが、出産などで長く勤めていただけないのが、課題です。
良い人材には長くいてもらいたいし、積極的に採用したいのですが、
歯科は勤務時間が長く、給与もさほど高くない業界なので、なかなか人が来てくれません。
でも、もっと人が集まるようにしたい。
出産などでやむなく辞めたスタッフが、戻ってきやすいよう、
いま、少しずつ診療時間を短くするなど、働きやすい医院を目指しています。
短い診療時間でも、きちんと収益を得て給与に反映し、
患者さんと、スタッフの笑顔が溢れる
〝日本一の歯科医院”になる。それが理想のミライです。
「ミライ創造力」を高め続ける企業で、ありたいと願っています。
ということで、午後の診療を早目に切り上げ、セミナーに参加しました。
タイトルは、
「企業のミライを切り開くミライ・ブランディングセミナー
~社会に求められ、顧客に選ばれ、社員がイキイキと働く企業になるためには~」。
講師は、株式会社PRリンク代表 神崎英徳さん。
この中で、大変興味を持ったこと(頂いた資料より)。
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<ミライ企業の、10の共通要素>
①現状改善よりも、ミライ逆算型が多い
②安易な拡大をしない。薄まることを嫌う。
③収益を、追わない(目的ではなく結果)
④仕事以外での、突破体験を企画
⑤答えを、教えない。あえて失敗させる。
⑥テクニックより、人間性(姿勢)を重視
挨拶・掃除・感謝など、簡単にできることで実感できる。
⑦顧客満足よりも、まず従業員満足
⑧社員の意識が、外向き
⑨時間がかかることに、価値を感じている
社員育成などの時間軸も、長い(5年以上)
⑩競合意識がなく、業界にノウハウを提供
<ミライ企業を目指す、メリット>
地域や社会からの信頼を得ること。また下記効果も期待できる
・理念、ビジョンへの共感が高まる
・従業員の、ミライ人材化の促進
・顧客から、選ばれる企業になる
・企業の未来に対する、期待が高まる
・ミライ企業同士の、刺激やコラボ
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ということで、私たちが目指すは、社員がイキイキと働く、ミライ企業です。
―今回の学びー
笑顔とありがとうがあふれる、日本一の歯科医院には、
明るいミライが、待っています。