Vol.186 2014 ワクワク楽しい経営日記パート7 ~私たちのあるべき姿 その② メンバーが語る 10年後のヨリタ歯科クリニック
今回も、私たちのあるべき姿、
そう10年後の理想のヨリタ歯科クリニックについて
詳しくお話ししていきたいと思っています。
さらに、こんな質問を頂きました。
■質問2
「今後、10年先を考えて、ヨリタ歯科クリニックは
どう進まれていくのでしょうか?
コンセプトは変えず環境の変化に適応していくのでしょうか、
それとも他の方法をお考えですか?」
難しい質問ですね。簡単には、答えは出ないかも。
一人で悩んでも、いい答えが見つからないことも多いです。
結局、悩みすぎ考え込みすぎて、
考えること自体を放棄してしまうことも、多々あります。
そう、現実から逃避してしまうのです。
これは、本当に良くないこと。
やっぱり、10年後のヨリタ歯科クリニックを共に支える
現行メンバーの声に耳を傾けるのが、一番ですね。
ということで、10年先の歯科業界の状況を、
わかりやすくメンバー全員にお話した上で、上記の質問に答えて頂きました。
以下は、その抜粋です。
①チームメンバーに、愛される医院患者様に、愛されるのはもちろんですが、
チームメンバーが仕事を楽しめる環境やシステムが
整っていることは、非常に重要です。
10年先もチームメンバーと一緒に、より良い環境づくりができる、
あたたかい医院であり続けたいです。
②子供達が楽しんで通える医院。
少子化が進んでいるだけでなく、
そもそもむし歯になる子供の数は減少傾向にあります。
ただ、大切な我が子をむし歯にさせたくないと願う親御さんは、
確実に増えています。
私達はそんな親御さんと一緒に、子供達の歯を守るため、
子供達自身が通いたいと思える医院づくりに、日々取り組んでいます。
今後は、子供専用チェアーの設置や小児治療の見直しなど、
さらなる配慮ができればと思います。
③ターゲットがない医院。
今春銀座にオープンしたユニクロは、ベビーからシニアまで
幅広い年齢層、それぞれに対応した商品を、取り揃え話題になっています。
「ターゲットを設定していない」のです。
職種は違えど、ヨリタ歯科もあらゆる年齢層の患者様に、
しっかり対応した医院を目指していきたいです。
小児、審美、補綴など、それぞれの分野に精通する
ドクター・スタッフがいて、各ゾーンごとに、チェアーの雰囲気が
異なっていれば理想です。
患者層の幅が、ぐんと広がると思います。
● 歯科医院とは、かつては痛くなった時に来るものでした。
それがヨリタ先生が10年前、予防型歯科医院を提案することで、
健康な人がより健康になるため、歯科医院に訪れるようになりました。
次の10年はより患者様の生活に密着した、つまり今の健康な歯を
守るだけでなく、子供の頃から成長に合わせて、
家族単位で介入していくようになると思います。
● 従業員満足度アップ 勤務時間の短縮など従業員が
ワークライフバランスという点でも満足し、ずっと勤めたいと思える医院。
例えば………
・必要な予約時間をきっちりと取れ、時間に追われることのなく、
自分の満足のいく治療・処置を施せる医院。
・新人のドクターや衛生士が、ここで学びたいと思える医院。
社会人としての教育システムはすでに出来ていると思うが、スキル教育も
より徹底したものにしていけたら、理想です。
・スキルや実績に対して正当な評価が下り、
それが報酬として形に出来る医院。
そのためには、ある程度の売り上げも必要になるので、
自費率の向上も必要です。
● 私はウエルカムサロンが出来たばかりの頃、
ヨリタ院長から「あなたの将来の、理想の歯科衛生士像は?」と
質問されたことがありました。私はその時、
「一人の患者様と一生お付き合いができる、
歯科衛生士になりたいです。」と答えたことを、今も憶えています。
特に私たちの職種は知識・技術・そして経験を
時間をかけて積み重ねることが、大切です。
今いるスタッフが、やめることなく、じっくり腰を落ち着け
5年10年後のヨリタ歯科クリニックを作り上げる事が、
理想であると考えています。
●女性は特に、結婚、出産という分岐点があり、両立できるか、
不安に思うことがあります。
しかし、ヨリタ歯科では、結婚、出産後も、やりがいを持って楽しく
働くことができます。常に医院は、先を見据えているので、
各メンバーも、10年、またはもっと先の
ライフプランが立てやすい環境にあると思います。
●10年経っても『昔のヨリタと変わらないね』と
患者様から思ってもらえる医院。
患者様、スタッフ共に笑顔があふれる医院。患者様からクレームが
あっても、それをみんなで真摯に受け止めみんなで改善していける、
パワーがある医院。
●昔から来院されている患者様から言われること、
それは「スタッフが変わっても、雰囲気が変わらないね」。
先輩から受け継いだ文化や風土は朝礼でのアワ・クレド、
新人研修やミーティングでの、ドリーム通信の読み合わせなどにより
スタッフ間で、共有ができています。
………いろんな示唆に富んだ意見が、出ました。
たくさんの勇気と元気を、頂くことが出来ました。
ヨリタ歯科の将来を、メンバーが自分のことと考え、
真剣に答えてくれること、心から感謝です。
―――― 今回の学び ――――
ワクワク楽しい歯科医院は、メンバーも10年後のあるべき姿を見据えています。