ワクワク楽しい経営日記

Vol.152 2012ワクワク楽しい経営日記パート21  ~ハード面~

今回は、ハード面ついてお話します。

レーザー、CT、マイクロセレックなどは、開業時全て入っている医院は、
ほとんどありません。既成の医院でも、CT自体が1割もない。

新規開業で、最新機械を入れることは、
他医院と差別化をする意味では、大いにアドバンテージはあります。

患者様が最初に医院に来て、レーザーもマイクロもCTも入っていたら、
びっくりされると思います。

「ここは設備がすごい、最新の治療をやってくれる」と、
口コミには繋がると思います。

ただ、最新の治療設備を整え、内装も他医院より
グレードアップすることは、すごくお金がかかります。

開業当初からは、最新の設備を入れるのは、リスクがあります。

入れるスペースを用意する。そして、時期が来たら、
順次導入する、それがベスト。
価格も、こなれて来ますから。
それから、開業して起こり得る、
設計上の問題点にていてお話します。

開業当初、1日の来院数が読めないので、設計は本当難しい。
1日20人の、来院を想定しているのなら、
待合室は椅子が5台、受付カウンターも、1人が入るスペースで十分。
しかし、1日来院数が50人を超えるようだと、2人は必要。
私たちの医院では、常に3人います。
将来の可能性を含め、2人が入れるよう、
受付スペースを設計することが大切。
また、カルテもどんどん増えるので、
カルテ収納棚を増やせるように、設計しておきます。

診療室は、チェアー2台でスタート。
しかし状況により、すぐに増設出来るよう、配管工事はしておきます。
そうすれば、チェアー増設に伴う追加工事は、必要なくなります。

完全個室にするのであれば、空調の位置に注意が必要。
全室がまんべんなく冷えるよう、設計して下さい。

笑い話ですが、私たちの医院では、空調が効かず、改築前に診療室で
扇風機を回していました。

今でも、受付奥のスペースは、壁掛けタイプの扇風機が、大活躍です。
また、節電や耐久性を考え、LED照明を、積極的に取り入れてください。

完全個室ですが、ドクターが座っている部分のみ、見えるようにすれば、
部屋に入っても、全体が見えるように出来ます。

消毒室丸見えは、やはり気になります。
見せるのであれば、ガラス張りにして、
そして何故見せているか、説明します。

逆に見せないのであれば、全く目線に入らないよう工夫します。
マタニティ歯科であれば、
トイレに
オムツ替え用トレーがあれば便利だと思います。

カウンセリングルームがどうしても開業当初、一部屋しか取れない、
しかし、予想外に患者様が増えてきた。

その場合は、院長室をまずは、カウンセリングルームにする。
しかし、どうしても院長室は診療中も自分で使いたい。
であるなら、第2カウンセリングルームは、スタッフルームと兼用します。

また、スタッフルームが手狭で活用出来ない場合、
レントゲン室を使用することも
検討して下さい。コンプレッサーやバキュームなど、
テナントではスペースや振動が気になることもあります。

出来るだけ、コンパクトで振動の少ないものを選んで下さい。

チェアーの機種選びも、大切
オーバーアームかベースマウントで、横幅の有効スペースが変わります。
例え、10cm、15cmであっても、
限られたスペースでのテナント開業であれば、なおさらです。

チェアーが何台確保出来るか、カルテ棚を作れるか、
可動式のレーザーを置くスペースが取れるかなど、
大きな差になって表れます。

土足で入るのか、スリッパで入るのかでも大きく変わります。
スリッパなら、床を大理石やカーペットにしても傷が付いたり、
汚れることもありません。
土足なら、強化ビニールにするのが良いでしょう。

ちなみに、私は診療室をいつまでも綺麗に使いたいので、
スリッパにはき替えてもらっています。

ただし、患者様が多い時は、玄関がすごく混み合います。
家族で来られたりすると、いっぱいになってしまいます。
入る人も待っている、帰る人も待っているということになります。

そのため、患者さんの往来が多い医院なら、
土足のほうがスムーズです。
テナント開業であれば、そんなに問題はないのですが、
一般の医院であれば床がかなり汚れます。
それに関しては、床の材質を考えないといけないと思います。

靴を脱いで上がることが多いのは、歯医者ぐらいではないでしょうか。
時々、内科とかでも靴を脱いで上がるということはありますが、
土足が多いです。

特に女性は、スリッパを履くのは、嫌だという人もいます。
美容室で、靴を脱いで上がることはありません。

今後は、土足が増えると思います。
その場合、材質を床の材質を汚れないように、
出来るだけメンテナンスが簡単で汚れにくいものを使いましょう。

―――― 今回の学び ―――― 
ワクワク楽しい歯科医院は、ハード面でも、たくさんの思いが込められています。

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