Vol.27 理想の歯科医院を目指して パート6 ~今のメンバーと一生のお付き合いをしたい~
開業4ヶ月後、メンバーの突然の退職で私は、
本当に多くの学びを得ました。
この中で一番の学び。
それは、「メンバーと一生のお付き合いが出来る」と
信じられるようになったことです。
以前の私は、「いつか人は、私の元を去っていく。」
「ほとんどのメンバーは、女性だし、離れても仕方ない。」
「永久就職、終身雇用など、あり得ない。」
と、信じていました。
そのため「在職中の数年間、何もなく、穏便に、そしてつつがなく
過ごしてくれればいい。」と思っていました。
本当は、「○○さんには、こうして欲しい」
でも、そこまで望むと、辞めてしまうかも。
本当は、「○○さんはココを変えれば、もっと伸びる」
しかしそれはおせっかいかな。
そんな、言いたいことの10分の1も言えない経営者でした。
メンバーは、
「院長は、私たちを避けている。」
「いつも、距離をおいて話している。」
「本音を、言わない。」
「全く、何を考えているか分からない。」
「いつも、言うことが変わる。」
「○○さんだけ、いい顔している。」
そう思っていたに、違いありません。
しかし、多くの学びを得た結果、
「メンバーとは、一生のお付き合いがしたい。」
「私たちは、決して離れることはない。」
そう、心から思えるようになりました。
確固たる信念を持つようになると、
不思議と、私の行動や発言が変化するようになりました。
「○○さんには、是非こうなって欲しい」
「○○さん、ここを変えれば、もっとステキになるよ。」
「○○さんに、是非やって頂きたい仕事があるんだ。」
「○○さんのことは、どんなことがあっても私がお守りします。」
「○○さんが、もっとやりがいを感じて頂くために、
私がサポート出来ることありますか。」
「明確な答えは出せないかもしれないけど、○○さんの悩み、
思いを是非聞かせて下さい。」
素直な気持ちから、そう言えるようになりました。
そして、私が心を開くことで、メンバーも少しずつ、
私に心を開いてくれるようになりました。
メンバーと、どのような関係を築きたいか。
仕事を通じ、メンバーに何を伝えたいのか。
輝くメンバーになるため、私は何が出来るのか。
それらを自問自答することで、自分自身を変えることができたのです。
そう。
自分はこうなると決断することが大切です。
今日の学び
自ら心を開けば、人は心を開いてくれる