Vol.18 理想の歯科医師を目指して パート6 ~4年間勤務医として学んだこと その①~
小室院長が理事をしている、大阪歯科衛生研究財団という組織があります。
その活動の中で、2ヶ月に一度、講師を呼んでの研修会が開催されていました。
私の勤務医時代、常に学べる環境が、そこにありました。
私は献身的な母のお陰で、卒業早期に様々な技術を身につけ実践する事が出来ました。
また毎週2回、院長と副院長の勉強会が開かれました。
そして同期の7人も、才能豊かな個性溢れた人ばかりでした。
7人でお互い仕事を通じ、高めあう事が出来ました。いつも刺激的な日々を送っていました。
また、1日に私が診療させていただく患者様は10人程度。
そのため一人一人丁寧な治療ができ、またゆっくりとお話をさせて頂く事も可能でした。
最短の予約が30分。自分が望めば1時間でも2時間でも、
一人に時間をかけることが出来るようになっていました。
私にとっては、最高の環境がここにありました。
この4年間で得たものは、何事にも変えがたいものでした。
時々私の師の小室甲(はじむ)先生と、お会いする機会があります。
今でも常に新しい技術や考え方を導入していくたゆまぬ向上心には、頭が下がります。
わたしが日頃心がけている「目標は高く、姿勢は低く」を、
飾らずさらりと実行している姿は、本当に尊敬しています。
少しでも近づきたいと、思っていました。
そのため、私が開業地として選んだ場所は、小室歯科と同じく駅前のテナントビル。
駅の規模が違いますが、良く似た立地条件です。
今ではユニット10台、勤務医の数も変わらなくなりました。
これらは全て、小室歯科のような医院を作りたい、
小室歯科の理事長のように、強いリーダーシップを発揮したいと、本気で思ったからです。
ここであなたの知らないヒミツ(その1)を告白します。
実は私は小室先生ほどではないですが、かなり白髪が目立ちます。
そのため茶髪が一般的になるもっと前から、髪を染めています。(自慢になりませんが)
そして、私が小室先生の域まで達したその時は、髪を染めるのをやめ、
先生と同じ白髪にしようと思います。
(その日が本当に来るのか見当もつきませんが)
4年の勤務医の間、小室先生や先輩の先生方との素晴らしい出会いが
今日の私の基礎をなしています。
この4年間のさまざまなシーンは今でも、鮮明に憶えています。
ということで次回から4年間の勤務医時代の、学びについてさらに詳しくお話します。
今回の学び
人生で大切なのはメンターとの出会い