歯科豆知識

歯を失う原因は

皆さんは人が歯を失う原因は何かご存知ですか?

厚生労働省の報告によると、歯を失う原因は
歯周病が42%、むし歯が32%、破折が11%です。

破折とは、歯に亀裂が入ることを言うのですが、
これはむし歯の治療で神経をとったあとに起こる確率が上がります。

ですので、破折も元々はむし歯が原因と考えられます。
つまり、歯を失う原因の43%がむし歯、42%が歯周病と言えます。
むし歯だけでなく歯周病も歯を失う大きな原因なのです
 

歯周病は日本人の半数30歳以上の80%がかかっていると言われ、
その7~8割が治療せずに放置されていると推定されます
痛みが出ることがほとんどなく、

気づかないうちに進行する歯の病気が「歯周病」です。
なので、むし歯予防だけでなく、歯周病予防はとても大切です 。 

歯周病予防で大事なことは、
お家でのセルフケアと定期的に歯科を受診するということです。
セルフケアでは、残念なことに磨きにくい部位が出てきます。
ですから定期的な歯科受診が必要となります。

取り残した歯垢は歯ブラシや歯間ブラシで取り、
歯石は歯ブラシでは取れませんので、専用の機械で取り除きます。

定期的に診てもらうことでお口の中をより良い状態で維持していくことができますし、
お口の中の思わぬ病気を早期に発見できることもメリットのひとつです。

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