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[8/18] 決死隊

7月22日23日京都フォーラムに三木さんと参加させて頂きました。
そうそうたる方々のお話は、心にしみわたり、たくさんの学びを頂きました。

未熟な私には、お腹いっぱいすぎていっぺんに消化できずに
少しずつ発信していきたいと思います。

その中で、とても衝撃を受けたお話がありました。
それは、炭焼き職人 原 伸介さんが話された
「福島原発爆発阻止行動隊(決死隊)」について。

ご存知の通り、3月の東日本大震災により原発被災が起こりました。
この現状を知った山田恭暉さん(72)は、
住友金属工業で、30年勤続の技術者としての経験をお持ちで、
退役した60歳以上の元技術者たちに呼びかけ、
自ら原発の炉心部に入って作業して止めるという
「福島原発暴発阻止行動プロジェクト」を発起されました。

政府は当初、山田さんの活動に、真剣に取り合わなかったそうですが
5月政府・東電側から受け入れの依頼があったそうです。

山田さんのお言葉には、

被曝の制限で10分~15分で帰ってこなければならない中では
まともな設備は作れない。
3~4時間続けて作業をしなければというのが、私たち技術者の実感。
ロボットを使うにしても、手で触りながらやらないとできない仕事が残る。
誰がそれをやるか。自衛隊がやればいいと言う人がいるが、
若い奴にやらせるわけにいかない。
だけど、最悪なシナリオを描いてやらなければならないことからやる。
これは、技術者が心を込めてやらなければ。
報酬があってはだめです

とありました。

7月20日の時点で志願者は452名になったそうです。

平均60代後半、最高齢82歳の高齢者の方々の決死隊心意気敬意を表します。

「孫の顔を見て動かないという選択はなかった」と仰る山田さん。

人間は何のために生きているのか?とても考えさせられました

<新谷 順子>

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