恵徳幼稚園では、私達ヨリタ歯科クリニックが毎年この時期に、園児の歯科健診を行っています。
今日は、一年に一度の歯科健診の日。
私も、子ども達に会えるのを楽しみに伺いました。

園は現在、耐震強化を目的に全面リニューアルの工事を行っており、
一時的に遊び場も少し狭くなっていましたが、
園児達はそんな中でも、元気いっぱい飛び跳ねていました。

そして、いよいよ健診スタート。
先生に連れられて、きれいに列を作り部屋に入ってきた子ども達は、
みんなで声をそろえて、ごあいさつをしてくれます。

私がミラーとペンライトを持ちお口に近づけると、みんな緊張しつつも
口を大きく開けて、しっかりと見せてくれました。
年少クラスの子ども達も、誰一人泣く子はいません。
みんな頑張ってくれたおかげで、今年も無事健診を終えることができました。

健診をしていて気づくことは、むし歯のある子どもが少ないこと。
これは本当に、嬉しいことです。
園や保護者の方々が、むし歯予防に対して、意識を高く持って下さっている証拠だと思います。

3～5歳は甘いおやつを好んで食べるようになり、むし歯のリスクもぐんと高くなる時期です。
この時期に正しい歯みがきとフッ素やキシリトールを利用した効果的なむし歯予防を行うことで、
こども達の健康を守っていかなければなりません。

幼稚園や学校での歯科健診は一年に一度で、この時期は健診にひっかかってしまった
子ども達が保護者に連れられて、歯科医院にやって来ることが多いのですが、
ぜひ健診は、年に数回受けて下さい。

初期むし歯のうちに発見できれば、そのむし歯が大きくならないように気をつけることができますし、
定期的にフッ素を塗ることは、お口全体のむし歯予防につながります。
私達はもっと子ども達のむし歯を減らすため、あらゆる情報を提供し続けます。
健診で、むし歯ゼロの子ども達が増えると素晴らしいですね。

＜小児歯科担当　　森山 知子＞