象牙質知覚過敏症
こんにちは、ヨリタ歯科クリニック 歯科衛生士の高岡です😃
先日、当院の歯科衛生士の半田さんが知覚過敏についてお話していましたが、
今回はもうちょっと詳しく、「象牙質知覚過敏症」についてお話します!🦷
世間一般で言われている知覚過敏の正式名称は、
「象牙質知覚過敏症(ぞうげしつちかくかびんしょう)」と言います。
✅象牙質知覚過敏症とはどういう状態?
歯の表面は「エナメル質」という硬い鎧のような組織で守られています。
その下には「象牙質」という少しやわらかい層があり、中には歯の神経につながる
細い管(象牙細管)が走っています。
エナメル質や歯ぐきがすり減ったり、下がったりすると象牙質がむき出しになります!
そこに冷たいもの・熱いもの・甘いもの・酸っぱいもの・歯ブラシの刺激などが加わると、
その細い管を通じて 神経に直接刺激が伝わり、「しみる!」と感じる のが知覚過敏です。
✅どんなときに起きやすい?
・歯ブラシの力が強すぎてエナメル質や歯ぐきがすり減ったとき
・歯ぎしりや食いしばりで歯が削れてしまったとき
・歯周病で歯ぐきが下がり、象牙質が露出したとき
・酸っぱい飲食物(炭酸・柑橘・酢など)で歯が溶けて弱ったとき
✅むし歯と何が違う?
・知覚過敏 → 短時間で「キーン」としみてすぐに治まることが多い
・むし歯 → しみるだけでなくズキズキ続いたり、穴があいたりする
✅対策は?
・力を入れすぎない正しいブラッシング
・知覚過敏用の歯みがき粉(薬用成分が管をふさいでくれる)
・酸っぱいものや冷たいもののとりすぎに注意
・歯医者さんでの処置(コーティング剤・詰め物など)
9月下旬とはいえまだ暑い日が続き、アイス🍨や冷たい飲み物などを
とる機会も多いとは思います!
しみる症状がある方は、1度定期検診で相談してみてくださいね!
<歯科衛生士 高岡>