[8/25. 26]パッチアダムスIN神戸フォーラム
8月25日から新神戸オリエンタルホテルで開催されたパッチアダムスIN神戸フォーラムに私と私たちの医院永井美也子先生、岡大の先輩赤松崇先生と奥様、藤原千鶴先生、同期の伊藤美知子先生と参加しました。
フォーラムには2000人を超える聴衆が集まり、会場はすごい熱気でした。 その会場にパッチは日本伝統の獅子舞に扮して登場しました。 本人は隠れていたつもりかもしれませんが、明らかに大きな獅子舞で、誰が見てもパッチと分かる感じでした。パッチは190センチを越える長身のため、やはり目立ちます。
話始めたパッチは家族や恋人そして自然や地球そのものへの愛について語り、もっと真剣に愛について考えることを私たちに伝えようとしていました。 そこには愛こそが地球上に平和をもたらすという信念を感じました。
講演の中でパッチたちが訪問したアフガニスタンの病院での映像が流れ、会場の空気が一変しました。 全身やけどを負った悲痛な少女の叫び声が、会場に響きました。 そこにクラウン(ピエロ、道化師)に扮したパッチたちが静かに、そして温かく少女に近づいた事で、次第に少女は泣き止み、処置を終えました。 そのパッチたちの姿に人を癒すには言葉ではないものが大きいと改めて感じさせられました。
そんな、パッチの活動の支援を少しでも出来ればと、募金活動をしました。 募金用のポスターや、募金箱は、私たちの医院感動クリエイターの松浦や、宮本に手伝ってもらったもので、大好評でした。 ユーモアいっぱいのポスターは英訳してパッチ本人にも内容を見てもらいました。 パッチを支援したい気持ちは参加者に強くあり、約9万円の募金が集まりました。 この場を借りてお礼を言いたいです。ありがとうございました。
翌26日はパッチの活動を紹介し、多くの人と身近に触れ合う「フェアウェル(送別)パーティー」が開催され、私たちの医院の衛生士、宮本誠子と、感動クリエイターの松浦友香とボランティアスタッフとして参加しました。私たちは参加者へのフェイスペイントやバルーンでの花(1つずつ手作り)のプレゼントをしました。
そして、ダンスユニットきらりんの多田京子さん(http://www.geocities.jp/sign_dance/) のもと、「世界に1つだけの花」のサインダンスをパッチにプレゼントしました。 これは、手話を振り付けに取り入れたダンスで、ボランティア30名と主催の神戸青年会議所のメンバーで踊ったところ、私が思った以上に多くの参加者が一体となって踊りに参加してくれました。 パッチも自然と体が動いていたようです。その時の会場の一体感は想像を超えるものでした。私たちも練習の成果を思い切り出しました。
パッチへの質疑応答では大阪市の歯科医、諸井英徳先生が「心の時代と言われる今の時代、どのような医療をするべきか?」との問いに、パッチは時代や社会にとらわれず、本当にいい事を愛とユーモア、思いやりを心と体で表していきましょうと自分の体験を踏まえて、熱く答えられました。 その1つ1つに、パッチの人間愛を感じずにいられませんでした。 私も少しでも相手に対して愛情を表現していこうと感じました。
これからもヨリタ歯科において、私たちの理念である「Smile & Communication」をさらにパッチの精神で磨きをかけていきたいと思いました。
<副院長 吉田 真一郎>