[’08/3/14] 患者様の声を聞こう
私たちが最も大切にしているのは、スマイルアートコミュニケーション。
このコラムでも、何度もお話しています。
といっても、ただ笑顔で楽しい会話だけをすればいいのではありません。
患者様との、何気ない会話や、さりげない表情、ささいな仕草などから、
その人が望む真の要望や言葉にならない思いを、組み取って伝えたいと思っています。
私たちは患者様と、さらりとしたお付き合いをしているのではありません。
「ここに来て良かった」
「ここなら安心」
「こんな医院を探していた」
「ずっと通いたい」
そう思って頂ける人が、たくさん集まる医院を作りたいと願っています。
そのため大切なこと。
患者様の立場に立って、考え行動すること。
患者様の思いを引き出すこと。
患者様の真の要望に答えること。
頭でわかっていても、実はそんなに簡単なことではありません。
日頃の忙がしさやルーティンワークに、流されがちになります。
いつも、一期一会の気持ちを持って接してほしいと思います。
私は、メンバー、特にドクターの皆にいつもこう質問しています。
「○○様は、笑顔でお帰りになりましたか」
今日も来て良かったという満足感を、私たちが実感できるのは、
患者様が話すお言葉ではありません。
ふとした瞬間に出る、表情なのです。
ドクターの先生方には是非、患者様の心の声を感じてほしいと思います。
患者様の心の声が、聞こえる。
患者様の心の痛みが、感じる。
患者様の心の悩みに、耳を傾ける。
医療従事者である前に、心優しい人間でありたいと、私も常に思っています。
<心の声に耳をすます 寄田 幸司>