院長ブログ

[’09/12/28] うえまち新聞

大阪市中央区天王寺くを中心に、無料配布されている、フリーペーパー「うえまち」
私たちのパートナー医院である上本町ヒルズ歯科クリニック
院長永井美也子先生が、連載を行っています。

タイトルは、「豊かなライフスタイルを提案するニューコンセプト歯科ってなあに?(23)」。
内容は以下の通りです。

 

今回は、口腔乾燥症についてお伝えします。

お口の中を潤している唾液は1日に1~1.5リットル分泌されます。
当たり前のようにある唾液ですが、大切な役割を担っています。
消化を助ける、お口の粘膜の保護や洗浄・殺菌する、
再石灰化を促し
むし歯を予防する働き等があります。
大袈裟かもしれませんが、唾液のおかげで会話を楽しむことも食事を楽しむこともできるのです。

しかし、睡眠時はほとんど分泌されません
ですから、
起床時に口臭が気になる人が多いのです。
また、
夜寝る前の歯みがきが大切であることがお分かり頂けると思います。

他にも、シェーグレン症候群や放射線治療などで唾液量が減ります。
身近なものでは、
花粉症やアレルギーを抑える薬剤の副作用や、加齢によるものが挙げられます。

唾液の分泌量を増やすには、舌や頬を積極的に動かすことをお奨めします。
よく噛んで食べること・歌を歌ったりおしゃべりすることも効果的です。
お口の周りにある
表情筋を動かすことで、表情が豊かになりアンチエイジングにつながることも
メディアで取り上げられています。

他にも、唾液の出口である「唾液腺」のマッサージも効果的です。
耳下腺・顎下腺・舌下腺の位置に手を当てて刺激する方法です。
詳しい方法は、定期健診時に歯科医師や歯科衛生士に尋ねてみて下さい。

刺激すると、唾液は分泌されるので、キシリトールガムを噛むこともお奨めします。
口腔乾燥症の方のための、
ノンアルコールの低刺激で保湿成分が配合された
保湿剤や洗口液・歯磨剤も増えてきています。

あなたに合ったケア製品を選んで、ホームケアを見直してみませんか。

 <寄田幸司>

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