私はヨリタ歯科のホームページを見る人は、
大きく２つに分かれるのではないかと思います。

１つは、患者様目線です。
その視点から見ますと、とても雰囲気がよく、活気があり、
ワクワク楽しい空気が、ホームページからも伝わってきます。

自分が患者様の立場でしたら、一度来院したくなるような、
おそらく、院長先生の人柄がにじみ出ているのだと思います。

「ようこそ」という歯科医院では、まず聞かれないフレーズから
はじまり、全体のかわいらしい雰囲気の中にも、しっかりとした
情報とメッセージが含まれており、子供から大人まで幅広い
年齢層に、興味を持って頂ける内容になっているのだと思いました。

そして驚いたのは、これだけ情報量が多いにもかかわらず、
他の歯科医院のホームページと比べ、診療内容紹介や、
症例紹介が驚くほど少ないことです。
これも院長先生が患者様に何を伝えたいのかが、ハッキリと
出ているのだと思いました。

しかし、ヨリタ歯科がどのような歯科医院なのか、
なぜ、これほど有名なのか、という事前の知識を
持って見てますと、イメージはまた変わってきます。

それは、明るく楽しい中に、隠れた、恐ろしい程の芯の太さです。
私は後者の立場で、かなり構えて拝見しましたが、
それでも想像を遥かに超えていました。

正直な感想を話しますと、見た当日は、圧倒されて
しばらく考えこみました。
ホームページとして、何か特別な仕掛けがある訳でもない。

ですが、すさまじいエネルギーを感じ、
何故だかわからないですが、気が付いたときには、
手の平が汗でびっしょりでした。

そして、このホームページを作った方、つまり
文字だけで、これほど相手にエネルギーを与えられる人間に
是非会わせて頂きたい。
そこから何かを得たい、と心から思うようになりました。

気になったフレーズ、そのようなものを上げていたら、
きりがありませんが、私は将来自分の歯科医院の理念は、
「日本で一番ありがとうが溢れる歯科医院」にしたいと
以前から考えていました。

人から感謝されれば、誰でも嬉しいですし、言われた方も
相手に好印象を持ちます。

しかし同じテーマでも、ホームページの中には、
「どんな嫌な事があってもありがとう」と思うべきだと。
そこまで受け入れて、はじめてありがとうが溢れる医院が
できるのだと。

私の思う「ありがとう」は、自分の都合のいいように
解釈した言葉だったのかと考えさせられました。
さらにその中に、“なぜ、すぐ「すみません」と言うのか”と
続きます。

恥ずかしい話ですが、私はすぐ「すみません」を付けてしまいます。
人間関係を円満に進めるためには、自分が一歩下がることが
簡単です。

そこに私は何の疑問も感じていませんでした。
「なぜ謝るのだろう。なぜ媚びるのだろう。」という
院長先生の言葉には、衝撃を受けました。

結局私の話す「すみません」は、自分の主張を通すための
飾りであり、気持ちのこもっていない言葉なのだと。
結局自分は何も考えていなかっただけだと痛感しました。

ホームページ全体を通して院長先生が、私たち若い歯科医師に伝えたい
ことは、「常に自分自身に、自分の行動に“なぜ？”という疑問を
問いかけ続けろ」ということではないかと、
私は解釈しました。

誰もが重要な箇所では、考えます。
ただ、常に自分に問い続けることは、簡単ではなく、
そのたび考えず、悩まず、流されることはとても簡単で、
ある意味、居心地がいいことだと思います。

例えば「頑張ります」という言葉は、話す本人は真剣でも、
考えなくただ頑張りますというのは、とても薄っぺらな
言葉でもあると思います。

しかし先生は、その先として、
「なぜ、何のために頑張るのか？」ということを
問われている。

それに答えるためには、自分に明確な「目標」が
必要であり、その為には、「理想理念」が必要であり、
さらにその先に「夢」が必要なのではと思います。

つまり、常に夢を考えることは、常に自分の行動に
疑問を問いかける事につながっていく。
だから、将来の夢を明確にすることが、必要なのだと
思いました。

最後になりましたが、
「人として、その人自身を思いやる心を持つこと。
その人自身に、興味を持つこと。
メンバー全員で、おもてなしをすること。」

“ようこそワクワク楽しいヨリタ歯科クリニックへ”
この、ようこそという言葉を私は、テーマパーク以外で
聞いた事はおそらくないと思います。

患者様を、ようこそと笑顔で迎えられる
ヨリタ歯科こそ、患者様を心からお待ちして、
心からお出迎えができる、真の人生の出会い場なのだと思いました。