院長ブログ

[’16/9/21] ディズニー研修課題レポート その②

10月4日5日6日3日間、2泊3日の医院研修を行う予定です。
行き先は、私たちの永遠のライバル(?)東京ディズニーリゾート

約5年前にも、ライバル視察として研修に行きました。




その時は、2チームに分かれての別々の日程での研修でした。
今回は、その反省とメンバーも新たに増えたこともあり、
全員で、行動することになっております。

ということで、少しでも多くの学び気づきを得るため、
事前にディズニーおもてなしをテーマとした本を、各自読んで頂き、
感想文を、提出して頂くことになりました。

そして、その期限は9月19日(祝)。

参加メンバーの皆様から、たくさんの思いが私の元に届きました。

ということで、以下はその感想文の一部です。
ご興味のあるあなたは、お読み下さいね。

 

タイトルの、「ニワトリを殺すな」とは、「ニワトリ会議を開いてはいけない」という
戒めの言葉であり、ニワトリは傷付いた仲間の傷をみんなで突っついて殺してしまう残酷な生き物らしく、つまり傷ついたニワトリというのは失敗をした人
という意味で、チャレンジして失敗をした人をみんなで責めて潰してしまう
ような会議をしてはいけない、というのがこの本のタイトルの意味です。

その他にも「創造」の為の7つの教訓として、

①失敗を奨励せよ
②商品は絶対に嘘を言わないと思え
③人の心を知れ
④真実の前では公平かつ平等であれ
⑤「時間」という概念を大切にせよ
⑥創造=アイデア×情熱
⑦力いっぱい人間を愛せよ

これらの事について分かり易く書かれていて、内容としてはとても
シンプルな事ばかりでしたが、それを実際に実行できている人や組織は
少ないと感じました。

本書を読んで私の心に響いたのは、〝相手の身になって考えることで
初めて人間が見えてくる〟という言葉です。

これは本文中では、〝人から愛される商品を生み出す際に、
パソコンを駆使した市場分析を行った所で、それはあくまでデータ上の
統計に過ぎず、それでは本当に消費者を喜ばせる商品を生み出す事は
できない。人の心を理解し、相手の身になって考える事で、
初めて消費者に受け入れられる商品を創造する事ができる〟

と書かれていましたが、これはメーカーに限らず
全ての仕事に共通して言える事だと思いました。

ディズニーのこだわりの中で、
わたしが好きなものは、「すべてに物語がある」というところです。

アトラクションひとつひとつに物語があるから、ただの乗り物では
なくなってしまっています。
イベントにもショーにも、物語があるから感動が生まれるのだと思います。

私たちの職場であるヨリタ歯科クリニックにも、開業からの院長の想いがあり、
出会いや別れがあり、スタッフ一人一人との思い出や、
患者様との思い出が私にも数多くあります。

今までたくさんの失敗もありましたが、
私自身や医院を成長させてくれた大切な経験です。

その時の思いをこれからも大切にして、ヨリタ歯科クリニックに
たくさんの物語を日々創っていきたいと感じました。

今回の研修旅行では、ディズニーランドを一から創りだした方々のこだわりや、
そのこだわりを引き継いで、誇りを持って働くキャストの方々から多くのことを
学ぶ旅行にしたいと、思います。

この本を読んで心に残ったことは、ホスピタリティとサービスとは違うが、
サービスの先にホスピタリティ(自ら相手の気持ちになって、
相手の立場に立って、共に考えてあげる気持ち、心)があるという事。

サービスとは、マニュアル(しくみ)化されている事をきっちり行うことで、
働く全ての人が共通することであるが、サービスをきっちりとこなしたうえで
ホスピタリティがプラスされた時に初めて相手に予想外の感動を与える事が
出来る。そして、何事にも一生懸命であることがホスピタリティの原点と
書かれていました。

一生懸命することは、入社して日が浅い人でも
できる事で、そこからは相手に必ず気持ちが通じる、
一生懸命しなければ相手には通じない。

また、ディズニーの礼儀正しさは、一流ホテルの礼儀正しさとは少し違い
『親しみやすい礼儀正しさ』で具体的には、笑顔、あいさつ、アイコンタクト
(相手の目を見て対応する)、身だしなみの4つで、この4つはホスピタリティを相手に伝えるうえで特に大切なことであり基本だという事。

また、同じ目標に向かいながら、決められたルールをしっかりと守り、
自分の役割を果たす事によってゲストを感動させる。そのためには、ES(従業員満足度)をあげることが大切で、はじめの一歩として笑顔であいさつをして
コミュニケーションをとっていくことで風通しのよい職場になるということが
心に残りました。

どれも当たり前のことで何度も学んできていることですが、
患者様には出来ていることでもスタッフの間では、日々の生活のなかで疲れてくるとおろそかになりがちな所があるので、この本を読んで改めて気付かされる
ことがたくさんありました。

また、ディズニーの親しみやすい礼儀正しさという所はヨリタ歯科のようで共感出来ました。このことは忘れず、生かしていきたいです。

著者の井上さんが経験されたお話の中で
1番印象に残り、スマイルクリエイターと
しても学ばないといけないと感じたお話が
あります。

それは、笑顔で挨拶をするスタッフのお話です。
そのスタッフは、お客様の顔をちゃんと見て
笑顔で挨拶をするスタッフです。
目の前を通り過ぎるお客様に対しても同じように
相手の顔を見て笑顔で挨拶をするところです。
どんなに忙しくてもそれを徹底しているようです。

その話を読んで、ふと自分の仕事中のことを
思い返してみると、患者様が来院された際、
『こんにちは』と挨拶をします。
カウンターまで診察カードを受け取りに行く時は
もちろん患者様のお顔を見て笑顔で挨拶をしますが、
そうではない時、カウンターで作業をしながら
挨拶をすることもあります。

その時、患者様のお顔は見ず、パソコンを見ながらだったり、
他のことをしながらの挨拶をしています。
この話を聞いて、笑顔で挨拶をすることがただ挨拶をする。ただ声を出す。
になっていたと反省しなければいけない点だと思いました。
本の中では『飲食店に入るとお客さんの顔を見ずに挨拶をする。

ディズニーランドの象徴的な戦略として、“ストーリー”が挙げられます。
例えば、壁に埋め込まれた装飾のガラスを見て、一般とディズニーの視点は
異なります。

一般の視点は「壁に埋め込まれたダイヤ」。
一方、ディズニーの視点は、「シンデレラが舞踏会に行くときに、
魔法で作り上げられたダイヤが、壁に埋め込まれている。」といった、
一見変哲のないものにストーリーをもたせています。

これにより、私たちは意味づけを持ち、感動するのです。このストーリーという
視点は随所に見られ、キャストの方が「この○○という施設や人は、△△という
意味が込められている」と即座に答えています。

物事の意味づけと、意味づけによる世界観をスタッフに共有していること。
そして、さまざまなブースにおける世界観の連続性が、
ディズニーランドを、夢と魔法の国にしています。

次に“クオリティーの追及”が挙げられます。
ショー、イベント、アトラクション、キャスト、全てにクオリティーの高さを
追求しています。ゲストを楽しませたい、ゲストに最高の思い出を持って帰って
もらいたいという、ゲストを中心とする文化があります。

一方とても印象に残った事が、人間の能力に従った、科学的な仕組みづくりを
することでした。

人間は、最高の集中力を継続できる時間は15分だといわれているそうです。

そこで、各ブースにはタイムキーパーが配属され、15分ごとにキャストの
配置転換を行っています。

常にゲストに最高のパフォーマンスを提供するためには、気持ちだけでなく、
仕組み化を行う事が重要と感じました。理念や文化で成り立っている組織で
さえ、人の心(モチベーション)の弱さを、受容しています。

精神論ではなく、常に“できる状態を作り出す”という環境論であることに、
ディズニーランドの凄さを感じました。

自動販売機の飲み物を補充したりする仕事についていた方が
毎日同じことの繰り返しで仕事が嫌になっていた時に、利用者の人に
夏だけど温かい飲み物を入れてくれと言われ入れたところ
かなり売り上げが上がり、それからいろんなところで要望を聞いたり
スープ缶を入れたりなど、自分で工夫することでさらに売り上げが上がり
仕事もかなり楽しくなったそうです。

私はこの話を読んで仕事の目的を意識することが大切だなと思いました。

この方も初めは毎日同じことの繰り返しで、
何のために仕事をしているんだといってただ生活費を稼ぐという
目標でしたが、お客さんに喜んでほしいという仕事にやりがいを持つ
目標に変わったことで、楽しくなったんだと思います。

私は今正直なところこの方と同じでとにかく与えられている仕事をこなして
お金をもらうためだけに働いているなと思いました。

でも、患者さんに「ありがとう」と感謝されたときは、もっと患者さんに
喜んでもらえるように頑張ろうと思ったのでこの時の気持ちを忘れず
頑張ろうと思いました。

そして、与えられた仕事もただコツコツとこなすのではなく、
これは何に使うのだろうとか仕事の目的を理解することでやるべきことが
見えてくると書いてありました。

これは、この治療をするときはこの準備をしておいたほうがいいとか、
これをしておいたほうが先生も楽に治療できるだろうなど治療の目的や方法を
理解していないとできないようなことが増えるということだと思いました。

仕事を理解することで仕事の楽しさがだいぶ変わってくると思うので、
もっと仕事に興味をもって取り組みたいと思いました。

初診カウンセリングの時は、
患者様のことを知るためにお話を聞くことが
多いのですが、こちらからご説明させていただくことも
あるので、その際は、患者様から聞いたことを踏まえて、
患者様がどう考えているかを受け止めてお話していける
ようになりたいと思いました。

初診の患者様は不安を抱えている方もいらっしゃると
思うので、しっかりとお話を聞くこと、
しっかりと説明をすることで安心感を与えられる
カウンセリングをしていきたいと改めて思いました。

伝え方を工夫してお話していこうと思います。

このシステムは素敵だなと感じたものがありました。
それは、ファイブスターカードです。

これを行うことによって幹部たちのマネジメントの
レベルを高めることにつながり、またキャストに
とっては自分のオペレーションの是非が早く確認でき、
評価されれば自身が持て、仕事への意識をより高める
ようになるため、結果的に相乗効果を生み出すことが
でき、お互いにとって良いことづくしだなと感じることが
できました。

そして、ディズニーでは当たり前のようにある
ポップコーンのスーベニアカップ、ファストパスですが、
これはキャストの気づきやアイデアから生まれたものだそうです。

私はこれを初めて知り、あと“キャストの気づき”から
生まれたというところにも大変驚きました。

この内容が書かれている文の最初に
『キャストの“気づき”がマーケティングの一歩に』と
書かれていてとても印象深く感じました。

ヨリタ歯科では、スタッフの数が多くなる一方で、
全スタッフがひとつのことを全員が同じように捉える
というのは難しくなってきているように感じますが、
でもそれは人それぞれ考え方も違うから当たり前の
ことだと思っています。

でも、大事なのはこれではなく、ディズニーに例えるとこの感想文の
最初にも書いたように、“フィロソフィーをキャスト全員が心から共有している”
ことが大前提なのかなと感じました。

ヨリタに例えるとクレド等を心から共有することが一番大事なのかなと感じました。

僕が本書を読んで最も印象に残った点は、「サービス基準のSKIP」です。
これは新入りのキャストがまず教えられる4つの基準です。
この4つを実現することが、ディズニーマジックを生み出す基礎となっています。

S=safety(安全)、
K=kindness(配慮)、
I=image(イメージ)、
P=productivity(生産性)

の頭文字をとってSKIPです。

S、安全は、ゲスト(顧客)の安全確保です。

事故が起きたときにどのように対処するか、
事故を避ける方法とは何かを学びます。
東日本大震災が起きたとき、キャストがとった行動が
素晴らしいと話題になったそうです。

キャストを適切に誘導し、
おみやげ用のチョコレートを非常食として提供したり、
頭を守るためのぬいぐるみを差し出したり、
売り物の傘やカッパを次々と無償で提供したといいます。

日ごろから防災訓練を行っており、
サービス基準をしっかりと教育されていたために、
このような行動がとっさにできたのでしょう。

K、配慮は、ゲストへの配慮です。

ディズニーではすべてのゲストが、VIPとして扱われることが
求められています。それは、相手の視点に立って考えるというところに
とどまらず、相手の文化や感情や能力を尊重し、相手がそうしてほしいと
望むことをする、というレベルまでです。

ゲストを助け、喜ばせるという経験によって、キャストは配慮を学ぶと
されています。「ゲストが常に正しいとは限らない。
だが、ゲストは常にゲストである。」という言葉がそれを示しています。

I、イメージとは、
ディズニーでは「最高のエンターテイメント」「夢の国」でしょう。

非日常的な、夢の世界を、徹底的に演出することです。
パークでは、同じ場所にごみは10分以上落ちていることはないそうです。
というのも、お掃除係りが最低10分の間隔で回っているからだそうです。

他にも、それぞれのエリアに合わせた建物・風景や、
キャストの制服や言葉遣いまでもが、演出されており、
すべての要素がディズニーのイメージを作りあげています。

P、生産性とは、パークをスムーズに運営することです。

ゲストの1日の流れを予測し、適切な数のキャストを配置し、
適切な数量の適切な商品を準備することで、
最大の利益をあげることができます。

そうすることで、ゲストは不足なくパークを満喫することができ、
迅速なサービスを受けることができます。さらに、このサービス基準の
SKIPには、優先順位がつけられています。

S>K>I>Pの順だそうです。
このサービス基準はどんな企業でも普遍的なものであり、
ヨリタ歯科でも、取り入れることができる考え方ではないかと思います。

基本的なところでは、身だしなみがきちんとできていてはじめて、
お客様(患者様)にとって気持ちのいい接客ができる、ということです。

制服にシミなどの汚れがなく、髪は整えられている、当たり前のことが
疎かにならないように気をつけるのはもちろん、身だしなみだけではなく、
院内がきれいに清掃されていて、居心地がいい空間であるように
心掛けたいと思いました。

25周年パーティーでお世話になるレストラン 
ル・クロのオーナーさんの本というのもあり選びました。

もうひとつは、題名をみて、こんな気持ちにさせるってどういうことなんだろ?
そう想ってもらえるような人ってどんなことを毎日考えて、仕事をしているんだろう。

今後の自分に少しでも役に立てれたら、もっと自分の中の何かが
変わるかもしれない!変わりたい!と思い選びました。

この本を読んで、経営者なのに売り上げの利益とかではなく、
まずは働いているスタッフを大切にしてくれているかんじがとても良いなと、
感じました。

私は経営者側ではないので、細かくはわかりませんが、
家族と思って接してくれている気持ちがスタッフとしては、最高の環境やろうなと
思います。

しかも、中途半端ではなくきちんと徹底されていて、上司側の方が
下のスタッフに対して、気を配られているのもすごく感動しました。

かといって、甘やかされていない環境、現場の空気間を生で味わいたいなと、
何なら働いてみたい!と読みながらずっとおもわされてしまいました。

読んでいくうちに普段働いている姿勢をみなおされる内容ばかりでした。

中でも特に大切とおもったのが“マニュアルとは「ここまでやればいい」
という上限の線ではなく、「ここからなにができるか」という最低限の線で
ある”という一文。

確かにマニュアルは大切ですが、マニュアル通りにしてもすべての
患者様に最高のおもてなしできるかというとそうではありません。

まだ予防業務をさせていただいた本当に初めのころ、メンテナンスフリーで
まわってきた患者様にてプラコンが悪く、根本的な解決のためにはTBIを
徹底すべきでしたが、“TBI/歯ブラシ/フロス/ハンド/PMTC/フッ素塗布”を
チェアータイム内にこなさないと思いTBIを満足に、できませんでした。

このことから一連の予防業務はこなしたが本当に患者様のために
なったのだろうかと、自問自答したことがありました。

それから違う患者様にて、その方もプラコンが悪く、
以前と同じことはしてはいけないとおもい、チェアータイムの大部分を
使いTBIを徹底的に、お伝えしました。

他の処置は省けるところは省きました。
予防業務の一連の流れは出来ませんでしたが、患者様には
ブラッシングを頑張ると笑顔で、帰っていただきました。

マニュアル通りに業務をこなすことも大切ですが、
マニュアルをベースにして、患者様一人一人にあった予防をしていくことが
患者様への最高のおもてなしであると、思います。

今回この本を読んで、11年前に私がヨリタ歯科で働きたい、
働いてみたいと思ったきっかけになった原点のことを、思い出しました。
それも、スマイルクリエーターの方の対応がものすごく良かったからです。

入職してから、院長の受付に対する想いや、スマイル&コミュニケーション
といったことが、どういうことなのかを知りました。

そのことがスタッフ全員に浸透していて
私もこの人たちみたいになりたい!と思ったのをおぼえています。
勤続11年目を迎えて、もう一度見直していきたいホスピタリティーに
触れました。

私はこの本を読んで、なんのために働いているのか、誰の為に
働いているのかを、改めて考える事になりました。

リッツカールトンやディズニーで働くスタッフは、どこか凛としていて
自分の仕事に誇りを持って働いていることが、感じられます。
訪れる私達も安心感を覚えた経験はないでしょうか。

それはまさしく、上品で心配りや気配りができているおもてなしを
しているからだと思います。これは、この本でも書かれているのですが、
生きているお店に値すると思います。

人に不快感を与えない清潔な身だしなみや、気持ちの良い挨拶。
心や気持ちで受け止め、心や気持ちで行動する原点が大切だと思いました。

たったこれだけですが、人に与える影響は大きいのです。

自分がいかに大切に扱われているかは、人が一番敏感に感じ取る部分
だと思います。仕事でもわざとらしさがなく、自然にそういう対応が
できるようにならないと駄目ですし、私だけがそういう対応をしていても
決して良いおもてなしはできません。

ヨリタ歯科でも、毎日大勢の患者様が来院してくださるので、とても忙しい時が
多々あります。

でも、忙しいからぞんざいになる事もしかたない!!
という気持ちだけは決してなってはならないのです。
マニュアルどおりにいかなくても、その時ベストと思える対応が
出来なければ、ホスピタリティーとは言えません。

そのことを考えると、教育も大切ですし、チームワークも大切になってきます。
FORでなくWITHの精神でなければ、良い医院にはならないのです。
(FOR=患者様のため、医院のため、上司のためだけで働くといった
義務感ややらされ感、ひいては与えられた仕事だけすればいいという環境

WITH=皆で一緒にホスピタリティー
あふれる医院を作ったり、自分の出来ることの
枠を超えて取り組んだり、手の空いた時は
他の人を手伝ってあげようなど、前向きな環境)

そういうことが出来た時、自分自身のために繋がってくるのだと学びました。

この本を読んで、新たな気づきや学びがたくさんありました。
その中で心に残った一節がいくつかあります。

まず、ディズニーランドではすべてのスタッフに、最善の教育をするという
ことです。短期スタッフであっても、「どうせすぐいなくなる」と、妥協的に
育成するのではなく、ディズニーのスタッフとして最高のおもてなしが
できるよう、研修から、正社員と同じカリキュラムでスタッフ教育を行います。

この徹底した企業の姿勢には感心しました。このような教育の背景
には、ディズニーのCSに対する深い思いがあります。

「ゲスト(お客様)からすれば、目の前のキャスト(従業員)が
ベテラン社員であろうが、新人スタッフであろうが、関係ない。

一人のディズニーのスタッフとして、サービス、企業を評価する」
といった具合に、顧客満足を向上し、持続的なものにするために、
何よりも「人」の育成、成長に重きを置いているのがわかりました。

最初の研修で、ディズニーの歴史について小一時間も話をするなど、
ヨリタ歯科クリニックで行っている研修にも、通ずるものを感じました。

愛社精神の基本となる部分で、」
しっかりと研修を通して理解を深めていくことは、
CS向上にとって大切なことなのかもしれません。

初めて来院され、不安を抱いている方に、いくら一方的に説明しても、
うまく心に、入っていきません。

実際の診療中にそういう経験がありました。
患者さんの表情が納得していなそうです、
私の説明が患者さんが聞きたいとこと
違っていたり、その前の内容で何か不安に
なっていて、話が入っていないのかなと感じました。

こういう時こそ、こちらが話すのではなく、
患者さんの「わかってほしい、認めてほしい」
という気持ちを汲み、聴くこと。

そして、「受け入れてもらえた、共感してもらえた」
とうい感覚を持ってもらえれば、安心に繋がる
チャンスだったのです。

でもその時の私はどうして良いかわからず、
「次回TCの際、詳しく説明します」と言ってしまい、
患者さんのその表情を無視してしまったことが
申し訳なかったなと後悔しています。

次回の来院時まできっともやもやした
不安な気持ちだっただろうと思います。

たとえその時にいいプランを提案できなかったとしても、
聴くことによって患者さんの気持ちは違ったと思います。

ただ、ありがたいことにその方は今も来院してくださっています。

治療箇所が多い方ですが、
今でも説明中に?な顔になることはあり、
その時に「今の説明わかりにくかったですよね」
と言うとほっとした笑顔になられます。

その日にわかりやすく説明できなければ、
次回もう一度写真などを用意して説明させて
くださいとこちらがお願いすることもあります。

患者さんも疑問があれば聞いてくださるようにもなりました。

最初に比べるとかなり距離が近づいたことを嬉しく思います。
先ほどいいプランを提案すると書きましたが、
研修医の時はそれこそ正しい正解を患者さんに
提案しなければならないと思っていました。

歯科医師になりたてで本当に何もわからず、
でも歯科医師として患者さんに原因を断定して
どう治療するかを説明しなくてはいけないもの
だという固定概念がありました。

極端に言えば、悪い歯は抜かなくてはいけないというようなものです。

ただ、自分が臨床経験を積んだり、ヨリタ歯科で他の先生方から学ぶ中で
必ずしもそうではないと感じる部分がありました。

現状はありのままに患者さんに伝える、しかし治療をどうするかは
患者さんの要望を聴くことで方針が変わるなと感じていました。
ちょうどこの本にもそのような内容が、書かれていました。

「専門家として解釈し結論を出してしまうことが
逆に不満を抱かせる」のだと。

熱い気持ちゆえに成功したこと、
失敗したこと、間違ってしまったことから何を学んだか。

マニュアルにはない「生きた言葉」に笑顔を生み出す「魔法」の秘密が
隠されていることから、主任の立場の私に魔法をかけてもらいたく
この本を読書感想文として選びました。

読み出した冒頭から自分自身に、まず向き合うことでした。

人よりも自分が目立ちたい。誉められたい。努力している。人と比べたい。
人を馬鹿にする。愚痴大会。喧嘩上等。
自分よがりでまじめな熱い情熱は格好悪い…。
…当てはまってないか振り返る…。

身に覚えがないとは言えないが、
とっくに昔の気持ちで今は全く当てはまらないことに
安心して一気に読みました。

とても爽やかに私の心と頭に「生きた言葉」が入ってきました。

クレームは言いやすいからクレームを言う。
クレームを受けたことがない人は、言いにくい人だから言われない。

そうではなく、「言っても無駄」と判断されているから。

クレームが多く入る人は、この人に言えば改善してくれそうだから
選んでるということ。

人から認められてることになるので、クレームを受けたあとは
望んでいることを理解し自分自身もスタッフ企業の成長になるということは
なるほどなと思いました。

お客さまの立場に立って。
患者さまの立場に立って。
の言葉はアバウトで伝わらない。
きちんと「その先にあることを伝える」
手順とその意味を伝えることで失敗は繰り返さない。

よく分かります。

「毎日フロスしてくださいね。」
「夜は歯磨きしてくださいね。」
「3ヵ月メインテナンスで定期的にみせてくださいね。」

決め台詞ですが、患者さまはハテナ?
で渦巻いていると思います。

私が逆の立場ならその言葉の意味と理由が
知りたいから、私はその先にあることを
伝えるようにしています。

フロスの必要性、歯磨きの必要性。
してるけど正しいのか、間違っていないか、
手順と方法をきちんと伝えます。

癖の後戻りが出てきたらその度に修正します。
その人の立場に立っての真意はこれだ!と思いました。

武士道精神を今のビジネスパーソンにも生かせるように、
吉田松陰の原文、現代語訳、著者がどのように会社作りに活かしているか
などが書かれてあるので、とても興味が湧き、この本に決めました。

37つのキーワードがあり、1つ1つ詳しく現代語で説明があります。
この中から、私が心に残ったものを書きたいと思います。
「ありのままの自分で仕事をする」人と付き合うときにはありのままの自分、
つまり自然体の自分であることが大切であるということです。

大人になるにつれて、自分を抑えることが増えていきますが、
患者様や一緒に働く仲間に寄り添って、一人一人の個性を大切にしていけたら
よいなと思いました。

この本は、筆者自らが成功業績アップを実現させた、「非常識な」習慣の数々を
公開した本で、まず序章で成功は「悪の感情」から始まるという内容から
スタートし、成功するための習慣として、8つの習慣が書かれています。

その8つの習慣とは、
第1の習慣 やりたくないことをみつける
第2の習慣 自分にかける催眠術
第3の習慣 自分に都合のいい肩書を持つ
第4の習慣 非常識的情報獲得術
第5の習慣 殿様バッタのセールス
第6の習慣 お金を溺愛する
第7の習慣 決断は、思い切らない
第8の習慣 成功のダークサイドを知る というものです。

この本の特徴は、きれいごとだけでは
すべてがうまくいくわけではない、
という点についてしっかり書いてある点だと思います。

なので、とても読みやすく、また納得できる点が
多かったと思います。

よい目標は現実に向かって自動操縦してくれ、
悪い目標は障害が生じ挫折しやすい。

この言葉はその通りだと思います。

この本を読んで、とにかく行動を
起こすことが大切、目標・計画を紙に
書いて明確にすること、そしてそれを見返すことの
大切さを改めて感じることができました。

ヨリタ歯科で以前はあまり意識して行っていなかった
「年間行動目標」・「Dr日報」の必要性も以前よりも
より感じることができました。

そしてやりたいことの中には、
やりたくないことが含まれていて、
本当に自分がやりたいことを見つけるためには、
まずやりたくないことを明確にするというのは、
とても興味深く、これから目標を立てる時には、
必ず実践してみたいと思いました。

この本は去年、社会人として働き始めた私にお父さんが渡してきた
2冊の本のうちの一つです。

今まで誕生日プレゼントも用意したことのないお父さんが、
わざわざ書店に足を運んで買ってきてくれました。

そんな本を途中までしか読んでいなかったので、
今回いい機会だと思い最後まで読んでみました。

このような自己啓発系の本はもともとあまり
好きではないと言うか、いいイメージを持って
いませんでした。ただこの本は“習慣”
さらに日常的な“小さな習慣”を
見つめ直すような内容が書かれていて、
私でも実践できそうなことがいくつかありました。

まずタイトルにある12の習慣とは、

?「モノ」と「付き合う人」を減らしてシンプルにする
②「欲しいもの」を手にいれる行動力アップ法
?「美」と「安定した心」を手に入れるための健康
④「本当の美しさ」を手に入れる
⑤「人間関係」で悩まない方法
⑥感情に振り回されない女性になる
⑦行動パターンを変えれば性格が変わる
⑧自分のために時間を使うことを覚える
⑨価値あるものにお金を使う
⑩「悪い習慣」と縁を切る
⑪「自分のやりたいこと」を見つめ直す
⑫毎日進化する自分になる 

です。
人生変えると聞くととても大変で
とても実現できそうにないように感じますが、
初めから大きな変化は必要なく小さな変化、
つまり習慣がやがて毎日を変え、
やがては人生を変えていきます。

私自身、今の生活習慣で直したいところやもっとこうしたいと
思うところがいくつかあります。ただ、毎日生活していく中で
それを意識的に変えていくのは容易なことではありません。

そこでこの本で書かれているのは、実際に紙に書き出し
自分の行動を分析して、データをとるというものです。

ヨリタ歯科クリニックでは、毎朝年間行動目標を読んで
日々の自分の行動を振り返る瞬間があります。

自分がうまくいっているときや、ダメな時の状態を書いている欄もあります。
そんな時間を朝礼で設けているのは、今改めて考えるとすごいなと
思いました。

これからは今まで以上に、
毎朝の行動目標黙読1分間を、自分の振り返りの時間として
しっかりと考えたいと思います。

本の中で、よく書かれていたことに、自分で決断することがあります。

自分を信じて、自分の中にいる”眠れる巨人”を呼び覚ますこと、
信念を持ってやり通すことが大事とありました。

僕も普段から、何かをしよう、いつかはこうなりたいな、など考えることは
よくあります。

でも本を読んで、気がつきました。
僕がそう思っていたことは、所詮何かをしたいなと思っているだけで、
こうすると誓っていないと。

思っているだけでは、その基準が非常に曖昧で、
目の前のことに一喜一憂してしまい、
結局思っていた自分にはずっと近づけないと
感じました。来年はどんな自分になりたいか、
5年後は何をしていたいか、
10年後にどう成長したいか、

明確な目標を持って、それをやり遂げると
”思うこと”ではなく”誓うこと”が大事だと
学びました。そうすれば、今何をすべきか、
明日何をすべきかが見えてくる、
その中で今の自分の必要なことをして、
そうでないことはしない、その覚悟が必要です。

どうしても、普段同じような毎日を過ごしていると、
目の前の診療や、仕事のことで頭が一杯一杯になって、
もっと先の目標を忘れてしまっている自分がいます。

”7つの習慣”にも書かれていることですが、急用ではないけど、大事なこと、
いわゆる第二領域にもっと力を入れないとと、反省をしています。

特に最近は、以前に比べて診療以外のことが
できていないと感じています。

仕事を初めて1、2年の頃はもっとこうしようとか、
こうなりたいとか、将来はこうしようだから今は
これをしようと考えて行動できていたような気がします。

今は日々の仕事にも慣れてきて、
現状に甘んじている方が楽なので
ついつい流されてしまっているのかもしれません。

本の中で、人間は快楽と苦痛によって行動すると
書かれていました。まさにその通りで、今の僕は何かを変えることに
苦痛を感じているのかもしれません。

アワクレドにあるように、変化することを楽しむ、快楽に感じ、
生涯を通して自己成長を喜べるような自分に変わります。

ヨリタ歯科クリニックでは、毎朝朝礼の時に
年間行動目標を読む習慣があり、その時間をもっと大切にするべきだと
感じました。年間行動目標の一番下の欄の行動も、なんとなく12/31に
しているものが多いですが、具体的な日を書いているものの達成率の方が
圧倒的に高いです。多分毎朝目を通して、日付が潜在意識に刷り込まれて
行動パターンが、変わるからだと思います。

来年度目標設定する時は、もっと具体的な日にちを書き込んで
自分の目標設定をしたいと思います。

人生を川の流れに身をまかせるように成り行きに任せるのではなく、
意志の力を使って、自分自身の人生をコントロールしていきます。

実際この本を読んだ人に聞くと、「読みやすいけど本当に考えさせられる」
とか「内容が深くて面白いよ」と言っていてその日のうちにさっそく読みました。

聞いていた通り、内容が深くて考えさせられる部分が多かったです。

その中でも一番印象に残ったのは、
蒔かぬ種も生える?という文で、
内容は誰も種をまいていないのに
生えてくる雑草を人の気持ちに例えて、
その雑草のようなきもちが芽を出す前に、
根をひろげる前に、心から捨てて良い種を
蒔いて育てようというものでした。

なぜこれが印象に残ったかというと、
私の小学校の時の担任の先生がクラスで
いけないことがおきるといつもこの話と
ほとんど同じ話をしてくれていたからです。
その時はまたこの話か~とあまり考えずに
聞いていました。

小学校を卒業して約10年たった今では、その先生がこの言葉を
大事にして生徒の私たちに強く教えてくれていた理由がわかった気がしました。

普段の仕事や生活の中でも、
これぐらいやらなくてもいいやあという思いでしようとだらけてしまいたく
なることがありますが、この言葉を思い出して、
自分に恥ずかしくないように過ごしていかないといけないなと思いました。

もうひとつは思いやる力という文で、相手の立場になってそのとき
自分より立場の弱い人がいたらその人のことまでおもいやることが
できるという事は、人間としての幅のひとつであるとありました。

人にやさしく接することも、相手を許す気持ちも、時には怒ることも
相手の立場になれば思いやりのある行動ができると思います。

相手の立場になって物事を考えるには、
自分を客観的にみる冷静さも必要で、そこに自分の
わがままな感情が入ってきてしまうとただ自分の感情を
相手に押し付けてしまっていることになってしまいます。

なかなかすぐにできることではないけれど、その力を身に着けて
周りにいる人たちに思いやりの心をもって接していきたいです。

今回この「考えてみる」を読んで今自分がどういった考えを
もっているか、はっきりすることができたと同時に、
こんな風になりたいという夢も新しくできました。

10月の研修旅行では何か自分に取り込めるものを探しながら
3日間存分に楽しみたいなと思いましたし、その環境にいられることに
感謝の気持ちを忘れないでこれからも考えてみようと思います。

 

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 <目指すは、夢と魔法の国王  寄田幸司>

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