本日、4月入社の
歯科衛生士のメンバー2名から
読書感想文シートが、届きました。
課題図書は、
『ディズニーおもてなしの神様が教えてくれたこと(鎌田 洋 (著),出版社:SBクリエイティブ )』
『伝え方が9割(佐々木圭一 (著)、出版社:ダイヤモンド社 )』
を、選んだようです。

以下は、感想文の内容です。
ご興味があるあなたは、是非お読み下さいね。
■読書感想文シート
課題図書:ディズニー おもてなしの神様が教えてくれたこと
●この本を読むことで得られた自分への気づき、学び
ディズニーリゾートを訪れると、私を出迎えてくれるようにキャストの皆さんが
手を振ってくれます。
この本を読みながら、普段であれば手を振っても振り返すことに恥ずかしさのような
抵抗を感じ、なかなかできませんが、そういえばなぜかあの空間に行くと
”最高のおもてなし”のおかげで、自然と楽しくなって普通に手を振り返しているなと
改めて思いました。
この本にも書いてあるように、魔法がかかっているのか「心から楽しみたい!」と
恥ずかしいという気持ちや周りの目も、何もかも取っ払ったありのままの私でいられてる
のだろうなと気づかされました。
医療人として働いていく上で、患者様に信頼して頂き、私も患者様も互いにありのままの
姿でお話が出来ることは、最高のサービス及びおもてなしを提供するために、不可欠だと
学びました。
「誰かに気づいてもらうことが前提の行動(サービス)」より、「気づかない心地よさを
感じさせるために行う行動(おもてなし)」の方が、価値があることに気づかされました。
また、”サービス”と”おもてなし”という言葉との違いをこの本を読んで学ぶことが
出来ました。日本では、よくおもてなしという言葉が使われ、他国の人々からも絶賛される
点ですが、私の中でおもてなしの意味についてぼんやりとしか捉えられていなかった
のですが、この本を読んでとても納得がいきました。
”気づかない”という点がポイントで、それがあるからこそ絶賛されるのだと
気づかされました。
私は歯科衛生士として、仕事をする上でより良い「サービス」を提供したいという
言葉のみを使ってきましたが、これからはサービスの部分とおもてなしの部分を
使い分けていきたいと思いました。
患者様からの信頼を得るために、気づいてもらうことが前提の行動も大事ですし
その信頼をさらに増強するという面で「おもてなし」を提供することが大事なのでは
ないかという自分の中での気づきを得ることができました。
多くの人に心地よさを感じてもらえるように、どのような行動がおもてなしに
繋がるのか考えてみたり、周りの先輩の行動を参考にしてみたりしたいと思います。
●この本から学んだことで実践することを、1つ以上
この本の中にあったように患者様を大切にできるようになるためにも、まず自分の
周りの人を大切にできるようになりたいと思います。
私自身入職してから、スタッフの皆さんに大切にされていることを毎日実感しています。
そのたびにいつか自分にも後輩ができたり、他のスタッフの方が困っていたりした時は
自分にできる最大限を行使して、周りの人を大切にしたいと思っています。
”恩送り”とも言いますが、私も他の人から頂いた恩とその方に返すだけでなく、
恩送りで周りを大切にしつつ、幸せをふりまきたいと思います。
また、アワクレドにもある内容ですが、楽しみながら歯科衛生士として仕事ができる
ようになりたいと思います。
●実践した結果・感想・反省点
自分の周りの人を大切にするようになってから、周りに向けられる視野が広くなった
ように思います、誰かを大切に、助けになりたいと思うようになり、スタッフの方を
助けられるようになったり、患者様に対してもこうした方がもっと患者様にとって
いい結果につながるのではないか、こっちの方が楽しいと思ってもらえるのではと
思うようになりました。
しかし、周りの先輩を見ていると、まだまだ私が見落としていて気づききれていない
点があるので、もっと経験値を積みながら、視野を広げていきたいと思います。
また、楽しみながら仕事をするという点では、カムカムクラブ(小児)を担当させて
いただくようになってから、楽しいと思える機会が増えてきたように思います。
私が楽しいなと漠然と感じた時に、自然とカムカムに来てくれている子どもたちの表情が
柔らかくなっているように感じています。
表情がガチガチで常に不安そうな人に見られるより、楽しそうな声のトーン、表情の人に
見られる方が子どもたちにとっても良いことで、自分にとっても心の余裕が出てきて
診療のスムーズさや自信に繋がると思います。
これからも初めて経験させていただくことに沢山出会うと思いますが、経験を重ね
楽しみながら診療ができるようにしたいと思います。
課題図書:伝え方が9割
●この本を読むことで得られた自分への気づき、学び
「伝え方が9割」という本を通じて、伝えることの重要性とその方法について
深く学びました。
この本は「伝える力」が人間関係やビジネスの成功を左右する鍵であることを
示していて、特に印象的だったのは、「伝わる言葉選びの重要性」です。
同じ言葉の意味でも、「~したい」と伝えるのではなく、「~してもらえると
嬉しい」といった、相手の気持ちに寄り添った表現がとても効果的であり、相手に
与える印象も良いものになるということを学ぶことができました。
これは患者様への保健指導の際などにも広く活用できるもので、どうしてこの人は
私のアドバイスや指導を聞き入れてくれないんだろうと考えるのではなく
どういう伝え方をすれば、この人は私のことを信頼してくれるのかをまずは考える
必要があると感じました。
アドバイスや指導を聞いてもらうためには、まず患者様から信頼して頂き、相手
の立場に立ち、共感を持って伝えることもポイントの1つであると学ぶことが
出来ました。また、ストーリーテリングや具体例を用いることで、伝えたい内容が
相手に伝わりやすくなることも学びました。
自分の思いや意見を伝える際に、「結論⇒理由⇒具体例⇒結論」の順で話すと
相手に理解されやすくなるという構成も実践したいと思います。
この本を通じて、自分の伝え方を見直すきっかけとなり、日常や仕事の場面で
より良いコミュニケーションを築くための具体的な方法を学びました。
●この本から学んだことで実践することを、1つ以上
この本を読んで学んだことで実践することは、「共感を引き出す伝え方」です。
具体的には、患者様に対して治療や予防の必要性を説明する時に、まずは相手の
気持ちや不安、悩みを理解し、それに寄り添う言葉を使うことです。
2つ目は話をする際に、「結論⇒理由⇒具体例⇒結論」の順で話すという技法も
歯周病の説明やTBI(歯みがき指導)、SC(歯石除去)の際の説明にも用いれる
と思うので、機会があれば実践していきたいと思います。
●実践した結果・感想・反省点
今回この本をよんで実践したことは、「共感を引き出す伝え方」です。
痛みを感じやすく、処置前は必ず浸麻を希望される患者様のP検(歯周病検査)と
TBI(歯みがき指導)、SC(歯石除去)をさせていただきました。
初めはとても不安そうにされていたので、こまめに声掛けをしながらP検を終え、
TBI、SCでは普段歯がしみるので一部分だけ歯ブラシが行えていないと仰っていた
ため、まずは相手の悩みに耳を傾け、話を十分に聞き、そこからTBIを行いました。
その結果、今までは使っていなかった歯間ブラシも使ってみたいと仰って下さり
SCもこまめに声掛けを行ったことで、思っていたよりも痛くなかったですと
笑顔を見せて下さいました。
私は今回この伝え方を実践したことで、患者様から感謝の言葉を頂くことができ
本当に良かったなと感じました。
また、よりよいメインテナンスを目指すためには、歯周病の説明などももっと
分かりやすく簡潔に話す必要があると思いました。
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<本は、人の心を大きく成長させる 寄田 幸司>