・今回ブロックスさんのセミナーに、初めて参加させていただきました。
仕事を誇りをもって楽しく働いている方々のお話をお伺いし、大変を刺激を受け
深く考えさせられる1日となりました。
第一部では、「輝く仕事の原動力」というテーマで、お話を伺いました。
パネラーのお二人に共通していたのは、物事の捉え方が前向きであり、仕事を楽しむという
姿勢が素晴しい点でした。お二人を見ていると、どんな仕事をするかよりも、その仕事に
どう取り込むかが重要なのだということを、ひしひしと感じました。
田中様は、保険のコールセンターで、電話応対のスペシャリストとなった方です。
自分自身でも「工夫をするのが好き」とおっしゃっていて、どうしたら相手の方に心地良く
感じてもらえるのか?を日々考え、声のトーンをお風呂場で研究したり、より親身になる
ために、電話の向こうの相手の顔や服装を想像してみたりしているそうです。
また、電話対応をしている映像を見ると、本当に相手が目の前にいるかのように笑顔で話し
実際にお辞儀をしたり、身振り手振りを加えたりしてお話されていて驚きました。
私も電話対応をすることが多く、難しさを感じる場面も多々あるのですが、田中様のように
相手の方の表情や置かれている状況にもっと想像力を働かせることで、もっと親身な対応が
できるのではないかと感じました。
また仕事場でも、常に同僚に声をかけ、職場の雰囲気が少しでも柔らかくなるよう心掛け
ているとのことでした。
「仕事を楽しむ」という信念があれば、そういった工夫が生まれ、ものの見方も変わって
くるのだなと勉強になりました。
神崎様は、ドコモショップで高齢者の方へのスマホ教室の講師を担当されています。
仕事が楽しくて仕方ないというのが、とても伝わってくる方でした。
印象に残ったのが、『クレームが大好物」「怒っているお客様に、いかに気持ち良く
帰っていただこうかとワクワクする」というお言葉でした。
受け取る人の捉え方・考え方次第で、物事はこんなにも違ってくるのかと、衝撃を受けました。
また、人生の大半を占める仕事の時間が楽しくないなんて勿体ない!ともおっしゃっていました。
神崎様もまた、お母様の『人生一度きり!楽しまないと損!』という教えのもと、「仕事を
楽しむ」という精神が強い方でした。
大変なこともありますが、「仕事を楽しむ」と心に強く決めている人は、仕事を楽しむ
方法を探して、自ら行動しているし、何より物の見方が柔軟で前向きであるということを
学びました。
第二部・第三部では、「人生が輝く舞台づくり・働き方」というテーマでお話を伺いました。
西精工では毎朝1時間朝礼をしているというお話で、社内の士気を高めるために、お互いの
思いや考えを聞き合うことの重要性を感じました。
生産性を落とすのは、1時間の朝礼ではなく、人間関係が円滑にいかないことだという西社長お
お話に深く共感しました。
また、朝礼で大切にしていることが、「発言者の話を否定しない。最後まで聞く」ということ
だそうです。これを徹底的に続けるkとおで、入社当初は人前で発言などできなかった新人の
方も、半年後は堂々とお話ができるようになったそうです。
「何を話しても聞いてもらえる」という安心感が、人に大きな自信を与える、そういう環境を
作ることが、重要なのだと感じました。
また、大久保所長の「人は言われただけでは変わらない。誰に言われるかが大事。この人の
言葉だから聞こうと思われる”自分”になることが大事」というお話も、心に刺さりました。
例えば、一見やる気のない後輩を指導するとき、その後輩はやる気がないのではなく、それを
”上司(自分)”が引き出せていない、そういう環境と心を作れていないのだと言います。
自分にも、そのことに気が付かず、苛立ったり相手のせいにしたりしてきた部分があったのでは
ないかと反省しました。
この時大事なのが、後輩に『やる気があると信じる』のではなく、『やる気はみんな必ずある』
ことを理解することだそうです。
みんなやる気もあるし想いもあるけれど、それが発揮できていないとすれば、リーダーはまず
自分を見直すべきだと。私も幹部として、受付のメンバーが楽しく仕事ができるように、自分に
できることは何かということを、今一度考えされられる良い機会になりました。
・人生の大半を占める、仕事の時間。これは一体、誰の時間ですか?
仕事とプライベートと分けて考えると、仕事の時間は会社に拘束されている時間で
自分の時間ではない、仕事以外の時間が自分の時間と思われることが多い。
私自身も、そう思っていました。
でも、実際は仕事の時間も、『私』の時間。その時間をどのように過すか…
この時間を苦しい時間にするのも、楽しい時間にするのも自分次第。
第一部では、輝いて働く人に焦点をあて、2名の方のお話を伺いました。
コールセンターで勤務する方と、ドコモショップでスマホのシニア教室の講師をしている方
という全く違うお仕事をされているおふたりでしたが、共通点がたくさん。
お二人に共通しているのは、バックグラウンドとして身近に影響を与えてくれる存在
(お父様やお母様の働く姿)があったことや、信頼して任せてもらえる環境、がんばりすぎず
楽しむ事、人の喜びを自分のことのように感じられること、何か壁が現われても、その仕事を
選んだのは自分なのだからと、自分なりに工夫して楽しんで仕事に取り組んでいることでした。
前向きで明るく周りにいい影響のオーラを、醸し出していることが感じられるお二人でした。
私も周りにいい影響を与えられる、そんな人になりたいと思いました。
もともとのマインドも素晴らしいものでしたが、与えられた仕事に対しての熱い思いが
伝わってきました。
例えば、心地良いトーンの声を出すためにお風呂で練習したり、スマホ教室の集客をあげる
ために、どうしたらいいか女子会をしながらも自然とその話題になるなど、仕事が好きだから
こそ職場を出ても自然と仕事のことを考えているそうで、オンとオフの境目がほとんどない
ともおっしゃっていました。
第二部では、社員がキラキラ輝く企業のトップの方々のお話を伺いました。
それぞれ違ったタイプのリーダー像でしたが、ともに社員から信頼され、愛されていることが
伝わってきました。信頼できるリーダーがいるからメンバーひとりひとりが自分のためだけで
なく、チームのためにという原動力になり、その気持ちがどんどん後輩や周りにも波及し
受け継がれていく。
西精工さんでは、毎朝朝礼を1時間しているそうで、朝礼はコミュニケーションと教育の場と
おっしゃっていました。出てきた意見は絶対に否定しない、ウェルカムな態度で話を聞くという
のがルールで、安心して話せる環境を作っているそうです。
貴重な1時間を朝礼にあてているが生産性は?との声もあるそうですが、朝礼をしてからの
方がなんと生産性も上がったそうです。
朝礼によって、メンバー同士の人間関係が密になり、信頼性が生まれ、作業にもいい影響を
与え、結果生産性も上がってきたとのこと。
大家族主義で、社員を家族のように考え愛し、”月曜日に会社に行きたくなる会社”となって
います。社員さんのインタビュー映像をみても、皆さんの笑顔がとても印象的でした。
また、研修の中で特に心に残った言葉があります。
まず1つ目は、『何を言うかではなく、誰が言うか』
正しいことを言うだけや指示するだけだったら、誰にでもできる。
行った通りに動いてもらえるようになることまでが、大切。
聞いてもらえないからといって繰り返す・プレスする・人を変えるなどして無理やり伝える
のでは意味がありません。
信頼している人の言葉だと、響くもの。
自分の話を聞いてもらえる存在になることが、まず必要である。
そして相手は変えられないので、自分のアプローチを変える努力や、まず根本として
伝えるための自分の知恵や想い・具体策・情熱は足りているか?
しっかり見つめてみることが、必要であることを学びました。
もう1つは、『自分の成長は、部下の成長でしかはかれない』という言葉です。
後輩が成長しないのは、自分も成長できていないのと同じということ。
今、私はDCのリーダーとして、幹部を任せてもらっていますが、人を育てることは楽しみも
ありますが、本当に難しいなと感じる事も多々あります。
この言葉を聞いて、まだまだ力不足な部分も多く、もっと頑張って後輩を育てたいと思いました。
後輩が成長することによって、自分の成長も感じられ、より喜びが大きくなります。
悩むことも多い中で、この2つの言葉が胸に刺さりました。
信頼されるリーダーはぶれないことも大切と、おっしゃっていました。
会社でいえば、経営理念がそうですが、誰のために・何のためにこうしているのかなど明確な
ものを見つけてそれに基づいてぶれない自分でいることを、意識していきたいです。
今回キラキラ輝く人たちのマインドと、リーダーとして後輩たちが輝ける舞台を作って
あげることの両方を学ばせていただく、貴重な機会でした。
人生は一度きりなので、楽しむことが大切。
そのためには大半を占める仕事を楽しんで、キラキラ輝く人生を送れるように、また今日から
励んでいきます。
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