名古屋での講演会の翌日の、先週の日曜日と祝日
東京で、セミナーに参加して来ました。
タイトルは、
『MYOFUNCTIONAL ORTHODONTICS 2018 ーより健康な未来のための教育ー』
場所は、品川にある、東京コンファレンスセンター・品川。
内容は、以下の通り(頂いた資料より)
■テクニック
MRC(Myofunctional Research Company)の代表であるDr. Chris Farrellは、
矯正治療前に不正咬合の原因を治療する真の筋機能装置としてTRAINER(T4K®)を25年以上前に
開発しました。当時は、これを効果的な早期治療のテクニックと考える矯正歯科医師は
極めて少数であり、Dr. Edward Angle以降明確に示されていたにもかかわらず、依然として
筋機能的な原因に目を向けることなく、不正咬合は遺伝であるとする病因論に固執していた
時代でした。
現在、日本では大勢のドクターがDr. Chris Farrellの開発したMRCアプライアンスシステムを
使用しています。このシステムは早期治療の枠を超え、あらゆる不正咬合、すべての小児患者に
対応できる総合的なMyofunctional Orthodontic Systemへと発展を遂げました。
これらの高度なMRCの装置で治療されている世界中の患者は、顔面の発達の改善、非抜歯治療、
そして、真の安定性というメリットを受けています。
そのコンセプトは、「まずは機能を治療し、歯の治療は最後に」というものです。
本コースでは「上顎を拡大し、歯のみならず舌を適合させる」という考え方を再認識します。
■クリニカルマネージメント
従来の固定式装置を用いた矯正治療と基本的なTRAINER System™で達成可能な治療結果を
超えるためには、高度な装置に加え、的確な臨床応用と保護者および患者への教育が
不可欠です。 本コースは、TRAINER System™からより、高度なMYOBRACE® Systemと
Farrell Bent Wire System-BWSの理解、さらに、Dr.Chris FarrellのMRC Clinicsで
日常的に用いられている効率・収益性向上を踏まえた先進的な患者教育へとドクターの
知識を引き上げます。
■1日目:主なテーマ
●25 年に渡る MRC の発展の歴史。
●進化したアプライアンスと教育マテリアル。
●不正咬合は全てのケースで間違った筋機能癖によるものである。
●機械的ではなく生物学的な評価と治療。
●筋機能の 10 ポイント評価システム
●睡眠時呼吸障害 (SDB) の新しい評価
●Myobrace System-装置のプロトコール。
●診断 ・ 治療計画 ・ 改善評価。
■2日目:主なテーマ
●ケース : どのように治療をするか。
●この治療を開始するにあたって。
・ 治療計画の立て方
・ 記録の取り方
・ 治療 12 か月後のレビュー方法
●筋機能 TMJ/OSA 治療紹介
●Myobrace Member プログラムの紹介
●質疑応答
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約330名の参加者で、大盛況でした。
年明けより、医院を一部改装して、今回学んだマウスピースを使った
予防型こども矯正治療を、本格的に導入していこうと思っています。
私たちのさらなるチャレンジは、続きます。
<来年も、ワクワクがいっぱい 寄田 幸司>