[08/11~13]3日間の軽井沢でのバカンス
お盆休みを利用して、この3日間、信州軽井沢に行ってきました。
少し前のホットニュースにも書きましたが、軽井沢には、学生時代、毎年夏のこの時期に、約1週間
滞在していました。
と、いっても、純粋にテニスの試合に勝つためなので、部員全員で合宿生活を送り、イヤでも、
体力の限界を知り、精神力を鍛えるためのものでした。
今回は、日頃の喧騒を忘れ、ゆったりとした時間を家族で過ごすため、ホテル滞在型の予定を組みました。
観光主体ではなく、ホテルライフを楽しみました。
そのため、PM3:00には、ホテルにチェックイン、翌日PM12:00までホテルにいました。
この間、ホテル周辺を散歩したり、緑豊かな木々に囲まれた、部屋のコンサバトリーで、鳥のさえずりを
聞きながら本を読むことも出来ました。
(しかし、いつもの私のくせで、メモを取りながら)
また、ロビーのサロンは、本当に居心地のいい空間で、何度も訪れ、ティータイムを過ごしました。
今回、出来るだけ長くホテルライフを楽しむ理由の1つに、最高のホスピタリティー(もてなし)を
経験したい、学びたいという目的がありました。
私たちが滞在したホテルは、会員制リゾートホテル。
特徴はスモール アンド ラグジュアリー。
軽井沢から少し離れた、浅間山の山ろくの広大な森に、スイートルームが40室あるのみ。
どれくらい私たち宿泊客に対して、その人の望む対応が出来るのか、実際肌で感じてこようと思いました。
まずは、ホテル到着時のもてなし。
エントランスに車を止めると、すぐにドアマンが迎えてくれました。
また、荷物は、ベルボーイが部屋にもちろん届けてくれました。
しかし、ここからが違いました。
私は、駐車場まで車を止めに行くと、ホテル専用の車が後に続き、車から降りた私をエントランスまで、
送ってくれました。
少し小雨が降っていたので、例え歩いても、2~3分の距離であっても嬉しく思いました。
例え、家族とのバカンスといっても、スニーカーとポロシャツでなく、革靴とジャケットを羽織っていて
良かったと思いました。
次に、チェックインの対応です。
客室が多いホテルにでは、チェックインや、チェックアウト時、時間が集中して混み合うことが多いです。
このホテルのロビーに入って驚いたことは、チェックインカウンターがないことです。
私たちがまず通されたのは、奥のサロンのテーブルです。
ここでまず、ウエルカムドリンクを飲み、リラックスした気分で、バトラーによる入室手続きが行われました。
すぐに部屋に入りたい人には、部屋でのチェックインも可能とのことでした。
入室手続きなどで待つことが苦手な私にとっては、本当に嬉しいサービスでした。
何より長旅で疲れている人には、立ったまま行うチェックインより、作りのいいソファーでの手続きは、
1度体験すると、次回も是非こういう形で受けたいと思うはずです。
また、その他、ホテルでのさまざまなリクエストは、エントランス右のバトラーデスクで対応していました。
ここも部屋になっており、テーブルを挟んでの向かい合っての対応でした。ここにいるだけでも、
私たちを包み込む、安心感があります。
また、大阪のリッツカールトンでも同じことが言えるのですが、このホテルもマナーハウス(貴族の別荘)
として、設計されています。
旧知の知人の別荘を訪れた雰囲気に、させてくれます。
そのため、エントランスはどちらかと言うと、開放的なイメージではなく、重厚なドアで、閉じられると
1つの空間として包まれた一体感があります。
また、トイレや客室への表示などもなく、客室へ続く廊下も少し複雑になっています。
これは、常にホスト側がゲストを御案内するという意思と姿勢が現れています。
今までたった30分のホテルライフで、かなり期待が高められた私たち。
ホテルの部屋に案内された私たちを迎えてくれたものは。
家具や調度品を含め、クラシカルな軽井沢の雰囲気に、しっくりと馴染む、アンティーク調で統一された
案内。
窓越しに見える、木々の緑に囲まれ、まるで個人の別荘に通されているようでした。
また、リビングの間接照明は、すぐに燈がともされ、誰もいない部屋に初めて入る時の、一抹の寂しさを
感じることもありませんでした。
また、空調も部屋ごとに別々に調節出来るようになっていました。
(バスルームにもエアコンが)
庭に張り出したコンサバトリーには、光が溢れ、ここにいると、本当に時間が止まっているように感じました。
そして、今日ここでの1番の楽しみは、「プライベート ダイニング サービス」です。
これは、部屋にあるダイニングテーブルで、フルコースディナーが味わえるサービスです。
人数限定でのサービスなので、事前に予約していました。
また、子供の誕生パーティーも同時に開きました。
このプライベート ダイニング サービスでも、心配りのサービスがありました。
食事開始30分前に、ダイニングテーブルのセッティングにバトラー(執事)が、部屋を訪れます。
その時、テーブルに立て掛けられた、コースメニュー(献立)には、私の名前がさりげなく
印字されていました。
今回、ホテルの最高のホスピタリティーを味わうことが出来ました。
ここでも、1番大切なことは、バトラーやシェフ、フロント、ドアマン、ベルボーイ、レストランのスタッフ、
客室キーパーなどのホテルスタッフが全て、フレンドリーに私たちを迎え入れてくれたことです。
これらは、やはり1人1人のプロ意識の表れだと思います。
「このホテルに訪れた人に満足して頂きたい」
「また、このホテルを選んで頂きたい」
この気持ちを持ち続けているからこそ、心のこもった対応が出来るのだと思いました。
私たちの医院も、定期的に訪れる患者様が多数お見えになります。
「ここだから来た」
「今度また訪れたい」
ここを、訪れたあなたに、こんな気持ちになって頂ける、ヨリタ歯科クリニックでありたいと思います。
この会員制リゾートホテルと、ヨリタ歯科クリニックを、ある意味対等に比較するスタッフ対応、もてなしが出来るのでは、と、帰りの車の中で思いました。
<本当の軽井沢を知った 寄田 幸司>