院長ブログ

[11/05]衛生士学校実習生から学んだこと

今日で1ヶ月間の衛生士学校の生徒の臨床実習が終了しました。
彼女の名前は桒原 麻衣子さん。いつも診療開始の約1時間前に来て、朝の準備をしてくれていました。
私はその姿を見て、いつも感心していました。

というのも、毎朝床の雑巾がけをしていたからです。
床に四つんばいになり、一生懸命床を磨いていました。
毎日床がピカピカになるまで磨きます

そして彼女は嫌な顔一つしません。その理由は、自ら進んで床磨きをしていること。そして、その仕事に誇りを持っているからです。

毎日しなくても、そんなには汚れないかもしれません。
1日くらいサボっても、誰も何も言わないでしょう。
にも関わらず、笑顔で1ヶ月続けてくれました。そして彼女は診療が始まっても輝いていました

私たちは「スマイル アンド コミュニケーション」を大切にしています。
患者様と心からふれあいたいためです。メンバーも診療中、笑顔を絶やすことはありません。
しかしその中でも、彼女の笑顔大きな声、そしてチェアーサイドでかわす患者様との楽しい会話はピカ一でした。

たった1ヶ月、実習のためにきている学生さんとは思えない笑顔でした。
私たちは実習で何も教えることがないくらいです。いや私たちの方が、彼女から多くの事を学びました。
何事も自ら進んで積極的に行う。決められた事を、手を抜かずとことんやる。そして楽しむこと。

以下は最終日に提出して頂いたレポートです。


●私の目指す衛生士(将来の夢)

私は予防歯科を目指しています。過去に自分が歯周病であったことから、歯周病の恐ろしさ、
歯の大切さ、健康とのつながりを知ることが出来ました。
約3年間の通院を経て、今の歯周組織=健康な歯肉というものを取り戻すことが出来ました。
長い年月が経った今、口を開けることに抵抗はありません。歯ブラシを面倒だとは思いません

私が知ったこと、それは歯ブラシの難しさです。歯磨きをしていたのに歯周病に…。
意識して歯磨きをしているつもりなのに、成果が現れない…。
それは、まだまだ私自身が歯を大切にしたいという思いがなかったからです。

歯のことについて勉強しだした時から、私の口腔内は変わっていきました
”歯周病”それが長い年月や月日がかかるのは、今までの生活習慣、自分を変えようと思えるまでの期間が含まれるからです。

決してあの時の衛生士さんが私に求めていたことは、毎日疲れるような歯磨きの仕方ではありません。
自分のお口の中を見つめること、キレイになっていく歯と元気を取り戻していく歯肉。

それを楽しくやりたいと思って歯磨きしていく事が、何よりも口腔内だけでなく全身の健康につながるはずだと気付きました。

ヨリタ歯科の子供たちは、ワクワク楽しいからここへ来ています。歯の知識や歯ブラシの技術だけを与えるのではなく、笑顔や楽しさなどを与えてあげられるような、患者様の笑顔を引き出して上げられるような、
衛生士
になりたいです。

●実習を終了して

ヨリタ歯科クリニックでの1ヶ月を終えた今、私のノートに書いてあることは、術式などではなく、
みなさん(スタッフの方々)の患者様に対する熱い思いや、ミーティングや、勉強会で話される言葉やお話などです。たくさんの心動かされるあたたかいお言葉にいつも感動させて頂きました。

”たいへん”→”やりがい” ”忙しい”→”充実している”こんな風に言葉を置き換えて口にするだけ、
自分のモチベーションがあがります。一番私が学んだことは、”患者様中心で考える”ということでした。
それを実際に行っているヨリタ歯科医院は、本当に魅力的で素晴らしいと思います。

1ヶ月間ではありますが、濃厚な日々を過ごす事ができました。有難うございました。


私たちは、彼女に出会えたことを忘れることはないでしょう。
彼女が、患者様から圧倒的に支持される衛生士になるのは、間違いないと思います。

いつの日か素晴らしく成長した彼女に再会したいと強く思いました。心からこの言葉を送ります。

多くの事を教えて頂き、1ヶ月間本当に有難うございました。

<感謝の気持ちでいっぱいの 寄田幸司>

 

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