朝は一番仕事が出来、集中できます。決して無駄にしたくはありません。
今後も朝の診療室の澄みきった空気に、一番に触れます。 　
昨年はこれを実践していました。３月までは。しかし、４月以降出来ていません。 残念です。
私が朝起きるのが遅くなったからではありません。医院に来る前に寄り道しているのでもありません。
同じ時間に医院に到着しています。 　

出来なかった理由は、ただ一つ。 　
私より、もっと早く医院に来る人が、４月以降現れただけ。
すなわち、昨年４月より就職した衛生士１年目の中西優実がいるためです。

私が朝来ると、いつも彼女は受付のパソコンの前で、悠然と歯磨きしながら椅子に腰掛けています。
しかも着替えをすでに済ませて。一体何時に来ているのかと思うほど、 余裕があります。
なので、その疑問を彼女にぶつける事は、いまだ出来ていません。 その答えを聞くのが恐いのです。 　

しかも、彼女のスゴイところ、実は私たちの常勤メンバーは２０人を超えています。
その中で一番通勤時間が長いのが、彼女です。電車の接続が悪いと、１時間30分かかる事もあるそう。
その彼女の出社が一番なのです。 　

したがって、中西優実のいる間は、この目標を達成するのは至難の技です。 　
私が引越しする他ありません。完敗。

＜寄田幸司＞