先日、シンガポールのTay先生の、オフィスを訪問しました。
その時、新人Dr.教育の話を聞かせて頂きました。
その中で、必ず新人ドクターに読んでもらう本をいくつか教えて頂きました。

その筆頭に上がったのが、”AS A MAN THINKETH”
そして1冊プレゼントして頂きました。
日本語訳は、「ジェームズ・アレンの法則」です。

早速、取り寄せて読んでみました。
語りかけるような文章でした。
何度も何度も、読み返しました。

その中で私が心にしみたもの

（ジェームス・アレンの法則　ジェームスアレン著　ピーター・セツ訳　Ｐ88　抜粋）

かつて人々はこう考え、言い続けてきました。
「一人の暴君がいたために多くの人が奴隷になった。
暴君を憎もうじゃないか」

しかし、いまではその逆の発想をする人が、
わずかですが増えてきています。
それは、「多くの人が奴隷として生きているから
一人の人間が暴君になる。奴隷を軽蔑しようではないか」
というものです。

実際は、暴君と奴隷は
知らず知らずの間に協力し合っていたのです。
表面上は互いに苦しみあっているように見えますが、
実際はどちらも自分自身を苦しめていたのです。

正しい知識があれば、
圧迫されている人の弱さと
間違った暴君の力に、
この法則が働いているのが
認識できるはずです。

真実の愛を持つ人なら
双方の主張に耳を傾け、
どちらも非難することはしません。
深い同情心で暴君をも包み込みます。

自分の弱さを克服し、
利己的な思想をすべて捨ててしまった人は、
圧迫する方にもされる方にも属しません。
その人は自由です。

私自信、もっと自由な発想で、物事をとらえる必要があると実感しています。
何事にも動じない、透明な信念を追求する必要があると実感しています。
今この時期にこそ、より高い次元に私の思考を高めていく必要があると、実感しています。

またジェームス・アレンは、Visions and Ideals の項目で次のように言っています。

（同書　P102　抜粋）

夢を抱きましょう。
理想を持ちましょう。
心おどらせる音楽、
心の中に生まれる美、
汚れのない思考を飾る愛情を
大切にしましょう。

そういうものから喜ばしい状態や
天国のような環境のすべてが生まれます。
それに誠実であり続けるなら、
あなたの世界もそれによって築き上げることができます。

望むことは得ることです。
大志を抱くことは成熟することです。

卑しい欲望で
満足感を得ることができるでしょうか？
汚れのない大志が
栄養失調で餓死するでしょうか？

そんなことは、この法則にありえません。
適用されることもありえません。

「求めよ、さらば与えられん」
この真理は、そのようなことには適用されません。
崇高な夢を見ましょう。
そうすればあなたは、
あなたが夢見ているような人になれます。

あなたの理想は、
あなたがいつかそうなるという約束です。

研修旅行の4日間は、本当に夢のようでした。
しかし、これはただ偶然に私達へもたらされたものではありません。
多くの時間と準備、そして周囲の人々の支持があったからこそ、実現したものです。

「求めよ　さらば与えられん」
それを心の中で言い続け、そしてあきらめず行動に移した結果、与えられたものです。
私たちが目指す理想は、私たちがいつかそうなるという約束なのだと実感しました。

Tay先生がお別れの時、私たちに言った言葉。
私たちは2週間前まで、お互い全く知らなかった。
あなたは、あるセミナーで偶然私の名を知った。
そして、一通のメールを送った。私に会うために。

そのあなたの行動が、私を動かしたのだ。
私は、昨日あなたに会うため予定を変更し、バンコクからオフィスに戻って来た。
あなたの意思が私を動かした。
”AS A MAN THINKETH”、大切なことです。

私はその言葉を聴いて、本当に嬉しく思いました。
名も知らない私たちに、ここまで親切にそしてフレンドリーな対応をして頂いたこと、
私は忘れることはありません。

＜思いは実現する。　環境はその人を映す鏡　　寄田幸司＞