カムカムニュース

[’15/7/3] カムカムニュース Vol.38

毎月1回、更新されるカムカムニュース
今月のカムカムニュースVol.38を、紹介します。
ご興味のあるあなたは、是非ご覧下さいね。

初期むし歯って治るの?

むし歯の最初に見られるのは、歯の半透明性が失われて
生じた「白斑」です。
これは、「
表層下脱灰」とよばれる段階です。

歯のエナメル質の表面には、ミネラルが保存された厚さの層が残っていますが、
その下のミネラル量が
脱灰により低下して、スカスカになっています。

しかし、この段階では、まだむし歯による穴(齲窩)は形成されていません。
唾液や脱灰した歯から溶け出したミネラルが、
再び結晶を形成し、
表面下脱灰を治したり(再石灰化)
脱灰病変の進行を止めたりします。

しかし、脱灰が進んで、エナメル質の表面の層が崩れてしまった場合は、
再石灰化の環境が整っても、むし歯の穴は
回復しません

脱灰と再石灰化のメカニズム むし歯ができる原因

口の中にあるミュータンス菌などの
むし歯菌が糖分を養分にして、
ネバネバした物質をつくって
歯の表面に付着し、
そのなかでむし歯菌が増殖し
プラーク(歯垢)ができます。

食べ物を食べると、むし歯菌がその糖分から
酸をつくりだすため、プラークは酸性になります。
その酸が歯の表面の
エナメル質
溶かして、
歯の成分であるカルシウム
リン酸を奪います。

NG 間食回数が多い場合 だらだら食べる

脱灰が優勢
★初期むし歯の形成
★今あるむし歯の進行
★再石灰化部への酸の侵襲

しばらくすると唾液などの働きにより、
酸が中和され、カルシウムやリン酸
再び
歯の表面にもどってきます。

OK 食事や間食の回数が適正3時間以上あけて食べる場合

再石灰化が促進
★健全な状態の維持
★初期のむし歯の回復

ヨリタ歯科クリニックでは、勤務医のドクターによる
日替わりブログを発信しています(HPのバナーよりご覧いただけます)。

そこで掲載された記事から、お子さまをお持ちの方に役立つ情報を
ピックアップで紹介していきたいと思います。

食事中の姿勢について 森山Dr

食事中のお子さんの姿勢を気にしたことがありますか?

実は、食事をする時の姿勢イスと机の関係は噛む力や
将来的な歯並びと密接に関係しているのです。

歯並びが悪いのは、遺伝のみが原因ではありません。
姿勢と歯並びには密接な関係があります。
ぜひ、お子さんが座っている
食卓のイスと机の関係をチェックしてみてください。

チェックポイント

①お子様がイスに座った時、お子さんの足の裏
  きちんと
に着いていますか?
  イスが高すぎて、
足が宙に浮いていませんか?

②背筋はすっと上に伸びていますか?
  後ろに重心が傾き、背骨が曲がっていませんか?

噛む力が発揮できないと、歯並びはよくなりません。
イスが高すぎる場合は、厚めの本を置くなどして足台を作りましょう。
大切なことは、
地面と足の裏が必ず密着していて踏ん張れることです。

次は机の高さです。
お子さんが大人用の机を使っている場合、

イスと机のバランス
が悪くないか注意しましょう。
少し前かがみの状態で食事ができる高さが良いでしょう。

最近はイスに座った姿勢が悪いお子さんが増えています。
良い姿勢をとるためには、
イスそのものイスにのせる
座布団選び
にも工夫が必要です。 
お子さんの姿勢が悪い場合は、
薄めの座布団などを利用して
姿勢を補正して下さい。

習慣として良い姿勢を保ち、良い歯並びの子ども達が増えると嬉しいです。

お子さんの歯並びについて、気になる点がありましたら、
いつでもご相談下さいね。

さらに、ご興味のあるあなたは、
コチラをクリックして下さい。
(クリックすると、拡大します)


これからも、カムカムニュースを通じ、
子供たちの歯を守る情報発信を、していきます。

過去のカムカムニュースは、コチラ

 カムカムクラブは、子どもたちの笑顔でいっぱい 寄田幸司>

 

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