矯正診療に通う患者様の思いを知ることの大切さ
01. ある患者様の思い
「私の気持ちを十分分かってくれない。」
「きちんとした説明をしてほしい。」
以前は矯正治療を開始してから、このような声をよく聞きました。
矯正治療期間は、長くかかることも多いです。
その期間中、取り外しのきかない矯正器具をずっとお口の中に入れなければならないこともあります。
しゃべりにくい。話しづらい。もちろん、会話もしにくい、歯磨きもわずらわしいです。
その他、装置を変更した時など、歯を動かすため過度の力がかかり、痛みを伴うことがあります。
これらは、治療中のあなたにとって、かなりのストレスです。
しかし、これは装置を入れている人にしかわかりません。そして、あなたも誰にも相談できません。
誰もあなたのつらい気持ちを、理解してくれません。
- 「治療は今、全体のどの部分まで進んでいるのか。」
- 「これから、どんな装置をつける必要があるのか。」
- 「期間はどれくらい。」
- 「今後何か問題が起こることがあるのか、注意することは。」
など聞きたいことが、たくさんあります。
毎回毎回、その日の治療終了後、きっちりした説明をすべきだと、 私は考えています。
説明に納得でき、自分の進む道とゴールが明確になって初めて、あなたは今の現状を理解し、
継続して治療をしようと思う 前向きな気持ちになると思います。
矯正治療に通うあなたの、不安やストレスを取り除くことで、より治療をスムーズに、行うことが出来ます。
あなたが矯正治療に踏み切れない、最大の問題点はこの2点ではないでしょうか。
すなわち、
- 治療費が高額であること。
- ほとんどのケースで、健康な永久歯を抜かないといけないこと。
言い変えれば、歯を出来るだけ抜かないで、治療費がそんなに高額でなければ、
やってみたいやらせたいという声が多いのではないでしょうか。
矯正診療は、決して限られた人しか出来ないものではないはずです。
その人の要望を聞き、その人にあった診療計画を提案することが必要だと思うようになりました。
02.ある患者様の思い
- たとえ、受付やアシスタントの人であっても、私を笑顔で優しく迎えてほしい。
- 月1回定期的に訪れるのだから、全てのスタッフに私の顔を憶えてほしい。
- できれば毎回、やったことを分かりやすく説明してほしい
- 前回治療後、痛みや、装置の破折など何か困ったことがなかったか、気にかけてほしい。
- 予約時間には遅れないよう、いつも気を使っているのだから、出来るだけ待たせないようにしてほしい。
- また、診療室に入ると、もう慣れたとはいえ、緊張します。時間も、すごく長く感じています。
そのため出来るだけ早く、診療していただければ、有難いです。 - 治療後、2~3日は痛みが出ることもありました。
このような時、「しばらく痛みが出る事もあります。何か心配があれば、いつでもお電話くださいね。」 と優しい言葉をかけてほしい。 - 慣れたとはいえ、矯正装置は、見た目も悪く、しゃべりにくいです。出来るだけ、目立たない配慮をしていただければ、嬉しいです。
また、装置も出来るだけ、短期間ではずしてほしいです。 - 私は歯並びが美しくなって、もっと人前でも心から笑えるようになりたいです。そのため、矯正も始めました。
痛みや、治療に伴う違和感などは我慢します。しかし、毎日つらい思いをしていることを、是非分かってほしいと思っています。 - そして、治療終了後、私が通い続けた医院が「ここに通って本当に良かった」と心からお礼が言える医院であってほしい。
これは、矯正診療に通うあなたの本音ではないでしょうか。
見えない、あなたの心の表情を見る。
聞こえない、あなたの心の声を聞く。
話さない、あなたの本心を引き出す。
私たちはあなたの事を、もっともっと知りたいと思っています。
私は知っています。心からの感動や、感謝の言葉は、いくら内装や設備にお金をかけても、
生まれるものではないことを。
私は知っています。心からの感動や、感謝の言葉は、来院されたあなたにお声をかけることでのみ、生まれることを。
そして私はあなたにお約束します。
あなたに信頼される、夢と希望あふれるワクワク楽しい矯正診療を実現することを。