歯科豆知識

こどもの歯肉炎

お口の病気で最も多いものってご存じですか

DSC_0266

むし歯ではありません

それは、歯周病です

歯周病は50代までにおよそ80%の方がかかる口腔疾患です。

そして驚くべきことに、なんと10~14歳の45%に、
歯周病の初期症状である歯肉炎(歯ぐきの炎症)が起こっているのです

歯周病が進行すると完治することは出来ませんが、
まだ歯肉炎だけの状態ならば、毎日の正しいケアで治る
可能性が高いため、小学校高学年~中高生の間にきちんと歯周チェックを受けておくことは、
非常に重要です。

歯周チェックで、もし歯肉炎になっていることが分かったら、
その原因をきちんと突き止めておかなければなりません。

歯の磨き方は間違っていないか、フロスや歯間ブラシなどの
補助用具を正しく使っているかなどを確認し、
今後のケアに活かして頂ければ、きっと歯周病を防ぐことにつながるでしょう。

ただ、歯並びや歯の大きさ・強さなどが‭人それぞれ違うように、歯肉炎の原因も様々です。
例えば、歯並びが悪いと歯磨きが難しく、歯ぐきの炎症を引き起こしやすくなります。

今のお口の状態が、どのようなリスクを抱えているのかを知り、
解決法があればそれを実践することが、歯周病予防の第一歩です。

少しでも将来の歯周病を防ぐため、お子様には早めのケアをおすすめします

関連記事

歯を失う原因は?

母子感染ってなあに?

早産や低体重児出産と歯周病が関係あるの?

Concept