歯科豆知識

仕上げ磨き

先日、お子さんの歯の健診をしているとき、
付き添われていたお母様からこんなご質問を受けました。

「この春から小学校に上がるので、そろそろ仕上げ磨きはしなくてもいいですか?」 

私は、そのお子さんのお口の状態から判断し、
「まだ当分の間は、仕上げ磨きを続けてあげて下さい。」
とお願いしました。

yjimage

仕上げ磨きは、少なくとも小学校3~4年生まで必要です。

この時期までは、おとなの歯への生え変わりがあるため、
お口の中には、子どもの歯とおとなの歯が混在しています。

子どもの歯がグラグラしているにも関わらず、
抜けないままおとなの歯が生えてくることは、よくあります。
このような状態では歯磨きが難しく、お母様方がきちんと仕上げ磨きをなさらないと、
むし歯だけでなく、歯肉炎を起こす場合もあります。

しかも、生えたばかりのおとなの歯はまだ未完成で弱く、
むし歯になりやすいため、お子さん一人で
どんなに上手に磨けているように見えても、
仕上げ磨きや仕上げチェックは必要不可欠なのです。

「もう自分で磨けるでしょ、毎日仕上げ磨きなんて面倒だなぁ。」
と思わずに、ぜひおとなの歯が全部生えそろう頃まで、仕上げ磨きをしてあげて下さい。

「どうやって仕上げ磨きをしたらいいのか分からない」
というお母様(保護者様)には、ご指導いたします。

一緒にお子さんの大切な歯を守りましょう!!

関連記事

歯の治療に行ってもいいの?

歯みがきはいつからすればいいの?

お薬は飲んでもいいの?

Concept