メディア情報

[’14/11/21] パドクター

毎月、街の情報誌 「ぱど」?に健康情報
ワクワク楽しい予防歯科ってなあに?」を、
連載しています。

タイトルは前回に引き続き、?「思いを形にする」?です。

 

「夢挑戦ストーリー」23 メタルフリーへの取り組み その①

今回からは、3回シリーズで「メタルフリーへの取り組み」について
お話ししたいと思います。
是非、お読み下さいね。

その1回目「銀歯とは」。

突然ですが、質問です。
メタル(金属)のつめ物が何故、平均7年でやりかえられているのか
ご存じでしょうか。」

そして次の質問、
「あなたのお口の中には、歯医者さんでつめた銀歯が入っていませんか。
そしてその銀歯が取れた経験は、ありませんか?」
実は残念なことに、保険でつめた銀歯は、
5年~7年でやりかえられているという統計が出ています。

ここで保険で使われる、「銀歯」のお話しを少しします。
あなたが「銀歯」と言っている、つめ物(インレー)
かぶせ物(クラウン)は、実は銀ではなく、金銀パラジウム合金です。
成分は、以下の通りです。

<銀歯>?
・銀  48%
・パラジウム  20%
・銅  17%
・金  12%?
・その他(亜鉛、イリジウム、スズ)  3%

そして金以外は、アレルギーの原因になることもある金属なのです。

特に、パラジウムは、金属アレルギーになりやすい物質です。
パラジウム合金や銀合金等の金属が、
歯科材料で使用されているのは、先進国では日本だけ

ドイツなどの医療先進国では、パラジウムが体に与える悪影響を考慮し、
パラジウムフリー(パラジウムを含まない)の金属を使うことを、
推奨しています。
また、日本向けの歯科金属のパンフレットでも、
「この金属は、パラジウムを含みません」と、わざわざうたってるほどです。

ということで、海外では、パラジウムは身体に良くないと広く認識されています。
また、年月を経て、お口の中で腐食するため、つめ物と歯との、
すき間が出来やすくなります。
さらに金属は、歯より硬いため、咬耗して、かけた歯との段差が出来ます。

また、歯との隙間に徐々に細菌が浸入し、新たな虫歯になることがあります。
なので、歯につめた金属は、平均約7年でダメになっているのです。

そうなのです。
歯は削れば削る程、つめればつめる程、悪くなるのです。
そのため私たちは、銀歯を詰めない、すなわち、メタルフリーの治療
おすすめしています。

メタルフリーへの取り組み」と題したパンフレットは、
待合室にも置いてあります。
ご興味のあるあなたは、ご自由にお持ち帰り下さいね。

夢は挑戦し続けることで、になります。


そして更に、過去のバックナンバーを、
ご覧になりたいあなたはコチラ

 <パドクター 寄田幸司>

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