Dr.ブログ

桜もあっという間に散り始め、もう葉桜になりつつありますね。
桜のピンクに緑の若葉のコントラスト、それはそれでまた綺麗ですね。

さて、桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿ということわざをみなさんご存知でしょうか。
桜の枝は切ってしまうと、そこから腐ってしまい、
逆に梅はしっかり剪定をしないと翌年に綺麗な花を咲かすことができません。

ではいったいお口の中はどうなのでしょうか。
個人個人で見解は分かれるところであるかと思いますが
僕はお口の中は梅かな?と思っております。

歯医者になってからよく知り合いなどから
「親知らずって抜かなあかんの」
と聞かれます。

親知らず自体は、別に悪い訳でもなく、
必ず抜かなければいけないというわけではありません。
しかし、現代人は顎が小さく、親知らずが綺麗にはえる方は少ないです。
奥の方で、傾いて生えてしまうと、歯磨きで綺麗にすることもできず
そこの周囲の歯ぐきが腫れてしまったり、手前の歯が虫歯になってしまうことがあります。
周りの歯を守るためにも、親知らずを剪定(抜歯)が必要なことがあります。

親知らずに限らず、歯周病や矯正治療などでも、
現在痛みがなくても、周囲の歯を守るために
歯を抜いたほうがよい時も多々あります。

抜きたくないというお気持ちをもっておられる方も当然多いと思います。
もちろん僕も歯科医師として極力歯を抜きたくはありませんし、
できることなら治療で治したいと考えております。
しかし、これ以上悪化を止めるためにも、抜歯が必要になることがあるのも事実です。

治療を計画するにあたり、そういった提案をさせていただく事もあるかもしれませんが
ご理解いただければと思います。

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