Dr.ブログ

お子さんの口のなか

こんにちは、歯科医師の安岡です。

yasuoka

最近お子さんの治療をしている時にお母さんによく聞かれます
「むし歯は全部治療したのでもう治療は終わりですか?」

だいたいそういう質問をされたとき私は
「むし歯は全部治療しましたがまだあまり歯ブラシがあまりできていなかったり、食生活によってはすぐむし歯はできますよ」
と言います。

やはりお母さん方はお子さんが痛いと言っていたり、明らかに黒いむし歯を見てそれを治療すれば大丈夫だと思っている方が多いみたいです。
むし歯を治療するのはたしかに大事なのですが、まずは①なぜむし歯になってしまったのか②今後むし歯にならないようにするにはどうしたらいいかといいうのが特に大事です。

お子さんが5歳になるまでのむし歯はほとんどすべて親御さんのブラッシング不足が原因と言われています。5歳のお子さんがテレビを見ながら歯ブラシをしても細かいところまでは磨けるわけがないということなのです。
5歳以降もしっかりチェックしてあげて、小学生高学年くらいになると嫌がるお子さんが多いと思うのですが、できればチェックはしてあげてください。

あとは食生活です。間食の回数はなるべく少なく特に寝る前などの間食はできれば控えた方がいいでしょう。乳歯は生え変わるときに抜けますが小学生の時期に生えてくる永久歯は特に萌出時が一番むし歯になりやすいです。つまりこの小学生の時期のお口の管理がとても大事だということになります。ここで親御さんがしっかりお子さんのお口の中を見てあげることによって将来歯の治療で苦労することは少しは減ると思います。

目指すはすべてのお子さんの患者さんが予防(私たちの医院ではカムカムクラブ)で笑顔でブラッシング指導を受けているのが理想だと思います。私たちヨリタ歯科のメンバーと親御さんで一緒になってお子さんのお口の健康を守っていきましょう。

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