週刊朝日「ホリエモンのシャバ日記」より
刊朝日で、ホリエモンこと堀江貴文さんがコラムを連載されているのですが、
先日、刑務所の中での口腔ケアについて書かれていたので、紹介します。
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堀江さんが、刑務所の中で最も苦労された事のひとつが、口腔ケアだったそうです。
「なにしろデンタルフロスも、歯冠ブラシも持ち込めなかったので、歯磨きをして、
爪楊枝で全部の歯間をゴリゴリやって、なんとか口腔ケアをやっている状態だった。
出所後の会見の時に、カメラマンが「汚れた歯が見えてるシーン」を狙っていたのは、意地悪だなあと思った(原文ママ)」
やはり、どんな時でも歯が気になるようです。
その後も、歯について色々書かれており、
「歯磨きの習慣を何十年も続けていれば、いきなり虫歯になったりしない」
「一番怖いのは歯周病である」
「次に怖いのが歯が割れる事だ…」
などと書かれています。
虫歯、歯周病、歯の破折の3つは、成人の歯を失う3大要因です。
これはとても大切な事なのですが、
虫歯、歯周病までは知っていても、一般の方で「歯が割れる事」を気にしている方が、どれだけいらっしゃるか…。
堀江さんの、歯に対するモチベーションの高さも当然ですが、
そのような自分の体の細かい事までしっかり意識されている、人間として物事に対する意識の高さ、繊細さを垣間見る事ができた気がして、
やはり有名人は違うなぁとひとりで感心するとともに、
自分は普段、患者様にしっかりと伝えているかと、自問してしまいました。
歯科治療の話に戻りますが、頑丈な治療は素晴らしい。のではなく、
頑丈すぎるゆえに、歯を壊してしまい、歯の寿命を縮めてしまう事もあるのです。
何事もバランスで考える大切なのです。