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かまぼこ 寒天 歯科治療

かまぼこ好きですか?

?
実は、 かまぼこと同じ材料を、日々の歯科治療の中でも使っているのですが、

一体何だかわかりますか?

 

あの”モチモチ”した食感に近い物・・・。

 

実は、歯の型取りに使う印象剤です。 あの、お口の中で固まる、モチモチしたやつです。

 

歯の印象剤は、アルギン酸を主原料にしていますが、 かまぼこも、タラのすり身をアルギン酸で固めたものなのです。

 

ちなみに、実際の歯科治療では、先に歯の周りに温かい液体を流してから、アルギン酸で型をとるのですが、その温かい材料はなんと寒天でできています。

 

おもしろいですよね。実はこんな身近な物で歯科治療はできているのです。
しかし昔から使われている、これらアルギン酸や寒天では、? 現在の歯科水準での求められる10ミクロン以下の精度を再現できるかと言われると、実は難しいのです。

 

そのような流れから、私たちの医院のセレックが代表するように、型取りが要らない歯科治療が広がりつつあります。

もしかしたら、いずれ、かまぼこや寒天の話をするときは「昔の歯科治療では…」という一文を付けて話す時代が、来るかもしれませんね。
山口真史?

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