Dr.ブログ

シュウフク学

「えっ虫歯ですか? 確か前に治療した所なのに、また虫歯になるなんて…」

これもよく患者様から言われる言葉です。


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歯科の世界には「修復学」と言われる分野(学問)があります。

いわゆる「小さな(初期の)虫歯治療」の事です。

 

「修復」という言葉を辞書で調べてみると

「痛んだ箇所を直して、元のようにすること」

と書かれています。

ポイントとしましては、「元のようにすること」であり、決して「元より良い状態なること」ではないのです。

 

しかし患者様の中には、一度治療した歯は再び虫歯になりにくいと思われている方が、まだまだ多くいらっしゃいます。

 

これは歯科治療全般に言えることですが、どんなに精度の高い治療を行っても、(詰め物の隙間に)顕微鏡レベルのギャップはできます。虫歯菌は当然それより小さいので、再び虫歯になるリスクは、健康な歯(一度も治療していない歯)と比べると高くなってしまいます。

 

つまり、健康な歯に勝る治療はないのです。

なぜなら歯科治療は「修復学」ですから…(少しかっこつけてみました(笑))

 

なので、一度治療した歯は特にしっかり歯を磨くようにしてください。
山口真史?

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