院長ブログ

[’11/6/2] 上間スクール開催

今年も恒例になりました、衛生士勉強会
上間スクールが、今日、ヨリタ歯科クリニック内で開催されました。

午前中は、担当患者様に来て頂いての
臨床実地指導、そして午後からは、症例検討会

そして今回、先生から頂いた課題
○今回の上間スクールの、気付き
自分への提案
医院への提案

そう、この勉強会に参加して良かったということに留まるのではなく、
学んだことを、即実行に移す。
また、臨床に取り入れるための行動力が、問われていたのです。

どんな小さなことでも、いい。
即実践、そして今後も継続できる具体的な提案
ぞくぞく私の元に届けば、嬉しいです。

以下は、参加者からの報告レポート一部です。
ご興味のあるあなたは、お読み下さいね。

 

<自分への提案>
物販を買ってもらってから暫らくは、使ってもらっているか確認するが、
いつの間にか確認を忘れる事がある。
例えばカリエスリスクの高い患者様にフッ素をお勧めする際、
なくなりそうな時期に一声かけてみるようにする。継続する事が大切だと伝える。
この方には何が一番必要か考え、いろんなものを勧めすぎないようにする。

<医院への提案>
カルテに挟むハブラシの種類などの患者カルテをもっと活用する。
そしていつも最新の情報が分かるように確認しながら更新しておく。

<気づき>
・患者様のライフスタイルに合わせたホームケアの方法を指導する
・患者様が続きやすいホームケアの方法を指導する
 (ハブラシ、歯磨剤は一つ。多いと続かない。)
・Cリスクの高い患者様には歯磨剤を2回法にする方法もある
 (一度の歯磨きに1回目:ブラッシング、2回目:少量の歯磨剤で全歯面に塗布し、
 うがいはできる限り避けるが、気持ち悪いならば
 手のひらに少量の水をすくいそれで口をゆすぐ)
・患者様とコストを考え、カスタムトレーなどを作成しフッ素をするのもよい
・DMFT指数を活用し、患者様の現状を把握する
・全顎補綴物の患者様に対し
 歯根破折をしていないか、咬合痛がないか毎回チェックすることが大事
 歯牙自体が弱いため不自然なところにポケットがないか確認する
 根面Cに注意する
・プラークはマイナスイオン、金パラなどの補綴はプラスイオン 
 このことから金パラの補綴にはプラークが付着しやすいため
 P.Cチェック時にはプラークを見落とさないようにする
・メタルボンドにはPMTCをすると細かい傷ができるのでしない

<医院への取り組み>
・多くの症例を共有し、多くのホームケアや指導について学ぶ
・新しいハブラシを医院に導入する
・カスタムトレーがいくらで作成できるか、コストを調べる
・歯周病治療を行うにあたり歯ブラシやPMTCの商品や
 衛生士のやり方をもう一度見直す必要がある
ex)PMTC:しても良いもの、あるいは禁忌のもの、ペーストの種類を変える等

<自分への提案>
・ドライマウス
  病院歯科での口腔ケアの経験を生かして、
  今までの知識や技術をここでも活かす
・齲蝕予防
  唾液検査を学ぶ、特に乳幼児や矯正開始前の唾液検査
  必要な項目を選ぶこと
  結果に基づき予防方法を変える:チャートなども作れたら良い
・カスタムトレーを自分用に作って試してみる
・フッ化物洗口や歯磨剤、フッ素ジェルなどを自分で試して、
 患者さんへ説明するときに実践例としてお話できるようにする
・子供の間食方法の指導、食育の知識を深める

<自分への提案>
①手鏡を患者に渡すときは常に確認をしてから渡す。
  汚かった場合はその場でふいてから渡す。
②衛生士と話し合って患者の清掃器具の使用状況を聞いておく。
  治療を行うにあたり、その清掃器具に見合った補綴をする。
  (歯間ブラシの大きさなど)
③フッ素の使い方を医院で統一できるように話し合う。
④補綴治療を行ったあとは、衛生士さんにラバーをかけないように指導しておく。
⑤治療時にバイトを見る習慣をつける。
  干渉がある場合は治療をして、オープンバイトの方にたいしては
  矯正治療をすすめる。
  治療をした場合としなかった場合のリスクを説明。

<医院への提案>
①手鏡をチェックする習慣をつける。
  アシストで時間があいている時などにこまめにチェックをする。
②予防から治療へまわる際は、衛生士側からドクターに
  どんな清掃器具を使用しているか、
  現在の状態はどうかを伝えるようにする。
  ドクター側はそれを考慮して治療をする。
③医院でフッ素について全員で話し合い、どうすればもっとも効果的か、
  どの程度の効果があるのかが全員が把握する。

<自分への提案>
テーパー毛の歯ブラシで、ポケットの中に毛を入れて磨く
歯科衛生士が歯間ブラシを入れるときは、必ず舌側から入れる
(頬側からは家で入れてもらえるので)

歯根破折がないか、根面カリエスが出来にくい環境か、来院時に確認する
※歯根破折・・・不自然な所にポケットが出来てないか、
咬合痛はないか、抵抗力が弱ったときによく腫れたりしないか確認する。

ポケット内のおそうじは、超音波スケーラー(プローべ型のチップ)、キュレット
(時々でよい)などを使い、ポケットの広い方には、歯間ブラシを縦に入れて行う。

<医院への提案>
超音波スケーラーのチップは、よく無くなるので、数を数えておく。
チップにチェアー番号を入れたり、滅菌パックに番号を入れたりして、
管理をする。

?

?<即行動 寄田幸司>

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