院長ブログ

[’16/1/18] ホワイト企業大賞

昨年4月より、エントリーが始まった「第2回ホワイト企業大賞」募集。

私たちは歯科医療を、提供しています。
そのため、メンバー全員いつも白衣を着用して
仕事に、あたっています。


その意味では、ホワイト企業そのものなのです。
ということで、今回ダメモトで応募することにしました。

一次選考会に提出した書類は、以下のもの。


私たちの取り組みを、分かりやすくまとめました。

そして先週の土曜日、ホワイト企業賞・ホワイト企業大賞の発表・表彰式
東京都新宿区西新宿にある、ベルサール新宿グランドでありました。

ホワイト企業大賞とは

ホワイト企業という言葉が、最近使われるようになってきた。
これはブラック企業の対極にあるということだろう。

「ブラック企業」とは、セクハラ、パワハラ、過酷な労働、
劣悪な作業環境、給料や残業代の未払いなど、社員の幸せを
かえりみない経営をしている企業、あるいは公害の垂れ流しや
公序良俗に反するような、反社会的な企業をさす。

昔は、「女工哀史」、「蟹工船」、「公害」などに象徴される
ブラック企業が多かったが、時代とともに法律がその存在を
許さなくなってきている。

にもかかわらず、いまだにブラック企業が話題になっている。

一方、経営者の徳が高く、社員思いで、ホワイト企業と
呼べるような企業も、昔から存在した。
不思議なことに、一般にブラック企業よりホワイト企業の方が
業績は良い。

社員を犠牲にして、利益を追求しているブラック企業よりも
社員の幸せを大切にしているホワイト企業の方が、
利益はあがっているのだ。

おそらく、合理的に利益を追求するよりも、社員の人間性や
「やる気」を尊重するほうが、企業の業績や成長に
貢献するという事だろう。

とすれば、ホワイト企業の数が増えれば幸せな人が増え、
社会はより良い方向へ進化し、おまけに企業の業績もあがり、
経済も活性化し、国力も増し、良いことずくめになる。

日本の社会にホワイト企業がどんどん増えてほしい、
という願いを込めて、ここに「ホワイト企業大賞」を設ける。

ここでは「ホワイト企業」の定義を、下記のように簡潔に定める。
ホワイト企業=社員の幸せと働きがい、社会への貢献を
大切にしている企業

以下、詳細を記す。
1. 「ホワイト企業大賞」ならびに、それに付随する賞(年によって異なる)
  を年一回選定し公表、表彰する。

2. 有識者からなる「ホワイト企業大賞」企画委員会を設置する。
  受賞候補の募集と絞り込み、受賞企業の選定など一連の業務を
  この委員会が、担う。

3. 受賞候補は、規模の大小・業種などは一切問わない。
  また必ずしも企業に限定されることなく、役所、NGO、NPO、
  任意団体も含まれる。ただし、主たる設置場所が日本国内で
  あることが条件。推薦は、自薦他薦など自由。

ホワイト企業大賞 企画委員長
天外伺朗

私たちの医院も、最終選考にノミネートされていましたので、
私と新谷さん、髙橋さん3人で参加しました。

タイムスケジュールは、以下の通り。

■第一部 第2回ホワイト企業大賞発表&表彰式
13:00 開会あいさつ、企画主旨、ホワイト企業大賞企画委員紹介
14:00 ホワイト企業大賞発表&授賞式
      第一回大賞企業 伊藤 俊人氏
      (ネッツトヨタ南国株式会社 取締役)スピーチ

(休憩)

■第二部 第2回ホワイト企業大賞発表&表彰式
15:40 天外 伺朗(ホワイト企業大賞企画委員長)スピーチ
16:00 ダイアログ・セッション

■第三部 第3回ホワイト企業大賞募集について
16:45 前野 隆司(企画委員・慶応SDM教授)ホワイト企業指数アンケート
      分析結果の説明
16:55 第3回ホワイト企業大賞募集に関する概要説明

(移動)

17:30 懇親会
19:30 終了

第2回ホワイト企業大賞にノミネートされた企業は、以下の7社

有限会社 ai

■ノミネート理由
札幌市内に、大手フランチャイズ・コーヒーショップを3店舗経営している。
全国千数百点のフランチャイズのなかで、総合ランキング5位に入る店舗の他いずれも人気店であり、新商品のテスト販売員にも選ばれている。
専業主婦から転身した経営者は、幸せを願う愛ある経営を目指している。

職場は非正規社員の割合が大きいが、信頼して任せること、
自由に考えて働くこと、互いに感心を持って思いやることが自然と
浸透し社員は誇りを持ち、愛着をもって働いている。
その自然体の取り組みに感銘を受けた。

石坂産業株式会社

■ノミネート理由
1999年。ニュースの誤報をきっかけに、ダイオキシン問題で標的に
されたところから、「掃除」と「あいさつ」と「ISO」を徹底することで、
現在の燃やさない「分別処理」で、95%(土のリサイクル率は100%)
への変身を、遂げた。

「この人はこういう完成でこういうことができるから、あの仕事をまかせよう」
というように、社員に仕事を合せることや、社員が先生役を務める
「石坂技塾」などを通じて、社員・地域・地球に優しく愛される永続企業
づくりに尽力されていることに、感銘を受けた。

株式会社イノブン

■ノミネート理由
江戸時代後期の1814年に、紙問やとして京都で創業。生活雑貨全般を
扱う店舗運営企業といて現在に至り、京都を中心に関西近県に14店舗を
経営している。まさに、200年間創業地に続く老舗である。

50年ほど前から、店舗運営を各社員に任せる仕入販売方式を採用し、
社員を従業員ではなく主業員呼ぶのも、現場尊重の表れである。
その分、現場の負荷は高いが、コミュニケーションの良さと、
社員間で育まれた感謝の気持ちが、問題を解決へと向けている。
現場を生かし今を生きる、老舗のチャレンジ精神に感銘を受けた。

株式会社王宮

■ノミネート理由
海外旅行者に対して、「日本でよい思い出をつくること」という使命感のもと、
握り寿司体験や餅つき体験など、日本文化が楽しめるサービスを提供。

また、自転車貸出や数か国語でのルート案内の提供、国際電話の無料サービスなど、改善を続けながら、きめの細かいサービスを提供し、宿泊客から
大きな反響を、得るようになった。

どんな施策を行うかという「手法の導入」に走らず、自分たちが本当に
やりたいことを真剣に考え、会社や各組織の「使命感」から経営を行うことに
よる一貫性と、情熱に感銘を受けた。

こんのグループ

■ノミネート理由
古紙を中心としたリサイクル事業を行う、企業グループを経営している。
社員を大切にすることや、地域活動への参加などで、すでに社会的な
評価を得ている。

戦後、先々代がリヤカー1台から始めた稼業の廃品回収業を
循環型社会を担う企業グループへと、発展させてきた。
職場は互いに思いやること・人としての成長の場となるよう、さまざまな
アイディアが具現化され、実践し続けられている。
強い熱意と繊細な心配りによる取り組みに、感銘を受けた。

学校法人爽青会

■ノミネート理由
祖父が創業した自転車・バイク・自動車の販売業から、3代目にあたる
現経営者が転身した。校舎内では、明るい挨拶の声がいたる所で交わされ、
オープンな文化が培われている。

教育に対する純粋で高い熱意は、経営にも通じ、原点を大事にし、
自主的に考える文化の醸成を目指して、言いたい事が言える雰囲気づくり
を行っている。ヒトの成長に対する、熱意ある姿勢に感銘を受けた。

医療法人ゆめはんな会 ヨリタ歯科クリニック

■ノミネート理由
1日平均160名の患者様が、来院している(全国平均1日17名)。

①明確なコンセプトや診療方針、②高い技術レベル、③患者様からの
圧倒的な信頼による経営を目指している。管理的なものではない、
仲間を大切にする”人間力”による家族のような関係のチームづくりを行い、個人の夢にもなる明確な目標設定を行いお互いに共有している。

小学生の職業体験の受け入れ、職員の家族も受け入れる託児ルーム、
さらには社内食堂の設置などを行う。
医療をサービス業・接客業として捉えて、ライバルはディズニーランド
だという姿勢、経営を風土・文化として拡げ、継承していく取り組みに
感銘を受けた。

そしてなんと私たちの医院と、石坂産業株式会社様
第1回の未来工業株式会社様と、ネッツトヨタ南国株式会社様に続き、
第2回ホワイト企業大賞に、選出されました。


これぞ、晴天の霹靂、
嘘のような、本当の話。

企画委員長 天外 伺郎先生は、お話していましたように
「ホワイト企業には、ゴールがない」のだとお話しておりました。

そのため、第2部では審査委員も含め
参加者全員で、「ホワイト企業とは」というテーマで、
四人一組で、テーブルワークを行いました。

そう、これからも「社員の幸せと働きがい、社会への貢献を大切にする経営」を
愚直ににやり続けることで、ヨリタ歯科クリニックは真のホワイト企業に
なれるのです。

この賞を励みに、
これからもメンバーと力を合せ、夢いっぱいの医院作り
取り組んでまいります。

?<目指せ、真のホワイト企業 寄田幸司

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